
見た目も性格もバラバラな訳あり3人が、キッチンカーでスパイスカレーを移動販売しながら各地を巡るグルメロードドラマ。『すぱいす。』が、
BS-TBSにて毎週木曜よる11時00分~11時30分放送中です(全10話)。
その場のノリだけで生きてきた “無気力ドライバー”北野祐樹(本田響矢)、修行先から逃げて南インドへ渡ったが、金がなくなり帰国した “孤高の天才料理人”森田 晃(奥野 壮)、そしてドライバーの祐樹を放っておけない”勝気なNo.1キャバクラ嬢”杉本奈月を、吉田凜音さんが演じています。今回、奈月役の吉田さんにお話をうかがいました。


●カレーがモチーフの群像劇であり、ロ-ドムービー的な広がりもある作風かと思いますが、出演が決まった当初の心境はいかがでしたか?
もともと『孤独のグルメ』が大好きなのですが、そのスタッフさんが企画して作る新しいグルメ系ロードドラマで、そのヒロインということだったので、わたしにとってはアツすぎるお話でした(笑)。カレーも大好きですし、キッチンカーで旅をしていく3人組がどうなっていくのだろうと、わくわくしていました。楽しみしかない感じでした。



●物語の印象はいかがでしたか?
祐樹(本田響矢)も晃(奥野 壮)も奈月(吉田)も、それぞれ過去に秘めていた辛いことがあり、それを乗り越えようとしている3人だから、それぞれキャラクターは違うけれど、根本的な部分は同じなんですよね。その3人がキッチンカーに乗って旅をしていくのですが、どこかほんわかしているところもあり、感動するところもあり、そんな10話です(笑)。
●奈月に共感する部分はありましたか?
共演のみんなとも話していたのですが、吉田凜音と奈月は、デフォルトの部分で共通している、似ていると思うんです。奈月は祐樹といる時にハイテンションなのですが、そのノリがやや低くなった感じがわたしなのかなと。どことなく似ているというか、天真爛漫だけれど仕事モードの時は切り替わり、わたしもそういう面がある。自分でも似ていると思います。



●本田さん、奥野さんの印象はいかがでしたか?
奥野さんの役は無口な天才料理人なのですが、ご本人は役柄と正反対で本当にハッピーな人なんです。ずっとお話をしていましたし、お話することが好きって言っていました(笑)。
本田さんは、変わっている部分が祐樹と似ているかな。突然かわいいことを言い出してみたり(笑)。とても楽しく過ごさせていただきました。
最初は役の上でも距離感があり、10話に向けて仲良くなっていくのですが、わたしたち自身もそれに沿って仲良くなっていく感じがしたので、それが演技にも出ているのかなと思います。おかげでキッチンカーの中は、アドリブが多かったです(笑)。



●この木曜ドラマ23「すぱいす。」、みなさんに届けるにあたり、一言お願いいたします!
まずはカレーが食べたくなると思います(笑)。放送が11時ってやばいと思うんですよ。映像もきれいですし。11時30分に終わり、12時にはみなさんご自宅でカレーが出来ているんじゃないかな。ホームページにレシピも載っていますし、その日か次の日かぜひ試してみてほしいです(笑)。
それぞれ祐樹の回、晃の回、奈月の回がありますが、本当にバラバラな3人組だから、誰かしらに感情移入できると思う。観ていて3人のうち誰かに感情移入してしまうはず。最終回、泣いちゃうかも知れません(笑)。



撮影=塚本桃
■公式サイト:https://bs.tbs.co.jp/spice/intro/ [リンク]
「すぱいす。」Tver:https://tver.jp/series/sr8by3om95
番組公式X:https://x.com/bstbs_drama23
番組公式Instagram:https://www.instagram.com/bstbs_drama23/
BS-TBSドラマTikTok:https://www.tiktok.com/@bstbs_drama


■ストーリー
ある地方都市のキャバクラ。ドライバーの北野祐樹(本田響矢)は、No.1キャバクラ嬢・杉本奈月(吉田凜音)の専属ドライバーとして働いている。ある日、無断欠勤をしている奈月のことで店長と衝突してしまう。祐樹は奈月の元を訪ねると、亡くなった母親の四十九日法要だったことを知る。気持ちの整理ができた奈月から、一緒に店を辞めて、店長から借りている送迎用のキッチンカーでこの町を出ようと提案を受ける祐樹。
無計画のままキッチンカーを走らせている祐樹と奈月は、偶然通りかかったカレーチェーン店に立ち寄ることに。お店に入るとチェーン店にはない衝撃的なスパイスの香り!? すると、調理場から “おまえなんかクビだ” の声と共に店を飛び出していく一人の青年。この店で調理を担当している森田晃(奥野 壮)だ。
店を飛び出してこっそりキッチンカーに乗り込んだ晃に気付いた祐樹と奈月。”あのスパイスの香り”に衝撃を受けた奈月がカレーを作ってほしいと頼むと…。

(執筆者: ときたたかし)