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全8機種にラインアップを拡充したChromebook Plus 10月に追加された新機能を紹介


Googleは、Chromebook Plusの新機能と拡張された製品ラインを紹介しました。Chromebook Plusは、高性能なハードウェア仕様を備えた新カテゴリーで、AI能力や進化したビデオ通話機能など独自の機能を提供します。すべてのデバイスはIntel Core i3第12世代以降またはAMD Ryzen 3 7000シリーズ以降のCPUを搭載しており、Acer、ASUS、HP、Lenovoからの8つのモデルが発表されています。2024年に新機能として、Geminiの言語モデルによる文書作成支援や、PDF・ウェブサイト要約、ビデオ通話の画質と音質の改善、リアルタイム翻訳、編集マジックなどが追加されます。これらの機能は従来のChromebookにも段階的に導入される予定です。

Googleは10月29日、Chromebook Plusの記者説明会を開催。全8機種にラインアップを拡充したハードウェアと、10月から追加された新機能をお披露目しました。

Chromebook Plusとは

Chromebook Plusは、下記のハードウェア仕様を保証する新しいカテゴリーのChromebook。ソフトウェア上でも、AI機能や進化したビデオ通話機能など、Chromebook Plus独自の機能を搭載するのが特徴です。

CPU: Intel Core i3第12世代以降、AMD Ryzen 3 7000シリーズ以降
メモリー: 8GB以上
ストレージ:128GB以上
ディスプレイ:フルHD IPS(1920×1080)以上
カメラ:1080p以上かつノイズ低減機能内蔵

2024年2月にASUSがいち早く発売したChromebook Plus「ASUS Chromebook Plus CM34 Flip」について、ガジェット通信ではレビュー記事で紹介しています。

全8機種にラインアップを拡充

2024年2月の第1弾はASUSから発売された2製品のみだったChromebook Plus対応デバイスは、2024年10月にはAcer、ASUS、HP、Lenovoから発売された8機種にラインアップが拡充されています。

「ASUS Chromebook Plus CX34(CX3402)」
CPU:インテル Core i3-1215U プロセッサー
メモリー:8GB
ストレージ:128GB

「ASUS Chromebook Plus CM34 Flip(CM3401)」
CPU:AMD Ryzen 3 7320C 4コア/8スレッドプロセッサ+Redeonグラフィックス
メモリー:8GB
ストレージ:128GB

「ASUS ExpertBook CX54 Chromebook Plus(CX5403)」
CPU:インテル Core Ultra 5 プロセッサー 115U
メモリー:16GB
ストレージ:128GB

HP Chromebook Plus x360 14
CPU:インテル Core i3-N305 プロセッサー
メモリー:8GB
ストレージ:256GB

HP Chromebook Plus 14
CPU:インテル Core i3-N305 プロセッサー
メモリー:8GB
ストレージ:256GB

Lenovo IdeaPad Slim 3i Chromenook Plus Gen 8
CPU:インテル Core i3-N305 プロセッサー
メモリー:8GB
ストレージ:128GB

Lenovo IdeaPad Flex 570i Chromenook Plus
CPU:インテル Core i3-1315U プロセッサー
メモリー:8GB
ストレージ:256GB

Acer Chromebook Plus 514(CB514-4HT)
CPU:インテル Core i3-1315U プロセッサー
メモリー:8GB
ストレージ:128GB

10月に新機能を搭載

2024年9月以降にChromebook Plusへ追加された新機能を紹介しました。Geminiの言語モデルを使用する「文書作成サポート」は、テキスト入力時に右クリック(タッチパッドは2本指タップ)で表示される「文書作成サポート」ボックスにプロンプトを入力して文案を作成してもらう機能。プロンプトには「このあとの会議に遅れることを先輩に丁寧に伝えたい」「クリスマスパーティの招待状の下書き」といった内容で指示することができます。こちらは9月から提供中。

「文書読解サポート」は、PDFやウェブサイトを右クリックメニューから要約する機能。追加で質問して、さらに詳しく内容を知ることができます。こちらは10月30日に英語のみで提供を開始し、日本語向け機能は2025年に提供を予定しています。

「ビデオ通話の画質と音質の向上」は、ビデオ通話時のノイズキャンセリングとマイク音声の向上、照明や明るさの自動調整といった機能が利用可能。10月30日から提供を開始しています。

「リアルタイム翻訳」は、MeetやZoomのビデオ通話やYouTube動画にGoogle AIが翻訳した字幕を表示する機能。10月2日から提供を開始しています。

「消しゴムマジック」に加えて、選択した被写体の拡大・縮小、位置の変更や背景の変更ができる「編集マジック」の機能が5月から提供されています。

従来のChromebookにも、Geminiアプリの標準搭載、ログイン時に中断していた作業の概要を表示する「ログイン時の画面復帰」、集中して作業したい場合にタスクのタイマーやBGMを設定できる「フォーカス」、重要なファイルをホーム画面にピン留めしたりファイルアプリから検索可能にする「ドライブの統合」といった機能が追加されています。

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