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Android TVをカスタマイズした独自メディアストリーミング端末「スカパー!+ネットスティック」の先行サービス開始を発表


スカパーJSATは、テレビのHDMIポートに差し込んで使用するメディアストリーミング端末「スカパー!+ネットスティック」の先行サービスを開始しました。この端末は4KとHDRの映像再生に対応し、Wi-Fi 6にも対応しています。また、独自のリモコンにはTVerやSPOOXなどの起動ボタンがあり、Googleアシスタントや音声入力も利用可能です。Android TVをカスタマイズしたインターフェースを搭載し、多様な動画アプリが利用可能で、複数サービスを横断検索する機能も備えています。現在は2万人のスカパー!契約者を対象にモニターとして展開中で、フィードバックを基にサービスの改善を進め、将来的な一般販売を目指します。

スカパーJSATは10月24日、自社開発のメディアストリーミング端末「スカパー!+(プラス)ネットスティック」の先行サービスを開始したことを発表しました。

スカパー!独自のスティック型端末

スカパー!+ネットスティックは、本体をテレビのHDMIポートに差してUSBケーブルから電源を供給して使うスティック型のメディアストリーミング端末。クアッドコアCPUと2GBメモリーを搭載し、Wi-Fi 6に対応。映像は4KとHDRの再生に対応します。

独自のリモコンが付属。TVer、スカパー!番組配信、スカパーJSATが運営するVODサービスのSPOOXはリモコンに起動ボタンが用意されている他、4個目のボタンに任意のアプリの起動を割り当てることができます。リモコンのマイクに話しかけるテキストの音声入力や、Googleアシスタントの利用にも対応します。通常の戻るボタンに加えて、利用中のアプリから遷移前のホーム画面に戻る「アプリから戻る」ボタンを搭載する点も特徴です。

サービスを横断しておすすめや検索が利用可能

Android TVをカスタマイズした独自のホーム画面を採用し、ユーザーのチャンネル契約に応じて「スカパー!番組配信」のコンテンツを視聴できる他、TVer、NHKプラス、Amzon Prime Video、FOD、Hulu、U-NEXTといった動画アプリが利用できます。Google PlayからAndroid TV対応アプリをインストールして利用することも可能。

アプリのリストからそれぞれのアプリを起動するだけでなく、ユーザーが契約中のチャンネルで放送中の番組を表示する「スカパー!番組配信 リアルタイム」、放送が終了した番組のリスト「スカパー!番組配信見逃し」といったリストから番組を選択できます。番組情報を独自に管理して、「トレンド」「特集」といった独自のおすすめリストを編成している点もユニーク。

出演者やコンテンツ名称を検索して、複数サービスを横断して結果を表示する機能を搭載。表示結果の順番はユーザーが利用中のサービスを優先します。選択した番組の関連番組、出演者を起点にした検索結果を併せて表示し、コンテンツの発見を支援する機能も。

現在はモニター応募者向けに展開

スカパー!契約者から募集をかけた2万人のモニター向けに端末を提供し、10月からサービスを開始しています。

今後はユーザーのフィードバックを収集しつつ、コンテンツに関するメタデータを拡充してサービスを改善し、一般販売への展開を予定しています。

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