全国のラーメンを食べ歩くラーメンミュージシャン、井手隊長です。今回は私が6月に食べたラーメンの中で美味しかったラーメンベスト5をお届けします! 殿堂入りのお店は除外させていただき、初めて訪れたお店に限らせていただきました。美味しいお店探しの参考にしていただければと思います。それでは発表します!
第5位:長寿庵(自由が丘)
1972年創業。自由が丘の町のお蕎麦屋さんだが、ここのラーメンがとんでもなく美味しい。
「ラーメン」を注文。具なしのかけラーメンもあるのは自信の表れ。
具はチャーシュー、青菜、ネギ、細切りノリ、ナルト、メンマ。麺は平打ち縮れのピロピロ麺。これぞお蕎麦屋さんのラーメンという感じのスープだが、薄い感じではなく蕎麦つゆ感も少なく、節系中心のいい仕上がり。細切りのノリがお蕎麦っぽくて良い。
なんといっても麺が素晴らしい。こちらはなんと自家製麺。手打ち感溢れるピロピロ麺で愛おしい。まさかお蕎麦屋さんでこんな麺に出会えるとは。
甘めのチャーシューもしっかり仕込んである。卓上の揚げ玉をたっぷり入れるのも美味しい。お蕎麦屋さんのラーメンとしては史上最高レベルの美味しさだ。
第4位:横浜家系ラーメン 二代目 野中家(蕨)
横浜家系ラーメン“野中家”の2号店が6月オープン。“大﨑家”の姉妹店で“輝道家”出身。グループでかなりの出店攻勢をかけていて、家系の中でも今勢いがある。
「ラーメン(並)」をお好み全て普通で注文。具はチャーシュー、ほうれん草、ノリ3枚。麺は太め平打ちの酒井製麺製。
豚骨と鶏のバランスがジャストで、しっかり鶏の旨味を感じる激ウマスープ。吊るし焼きの大ぶりチャーシューも旨い。
そして、嬉しいのは月火水限定の卓上アイテム「裏ガッパ」。カッパ漬けと細切れチャーシューを辛味で和えたものだが、これが無料なのは凄い。
エリア的にも嬉しい出店。これは人気確実。
第3位:博多一双 新横浜ラーメン博物館店(新横浜)
博多の大人気店“博多一双”がラーメン博物館に6月オープン。正直“一双”が他エリアに来ることは想像すらしていなかった。さすがラー博。
寸胴6発で本スープ3本、予備スープ3本をガチ炊きして作る呼び戻しスープ。オープン2週間前から入って炊き続けているという気合いの入りぶりだ。
「ワンタンメン」を注文。豚骨カプチーノともいわれる泡感、程よい熟成感、本当に最高。これがここで食べられるのは喜びでしかない。まさに今を突っ走る一杯、ぜひ堪能あれ!
第2位:博多ラーメン 和(赤坂)
2014年オープンの博多ラーメンのお店だが、リニューアルして話題になっている。
「特製和ラーメン」を麺のかたさ普通で注文。具はチャーシュー2枚、ワンタン2個、味玉、ノリ、キクラゲ、青ネギ。麺は極細ストレートのトリオ製麺製。
スープは呼び戻しと取り切りのハイブリッドで調整しながら作るガチ炊きド豚骨。豚と水のみで仕上げていて、程よい熟成臭もあり、表面には泡もある。とんでもない悶絶の旨さ。一口でその本気度が伝わる旨さで、これぞ博多豚骨の極みという一杯。
替玉が1玉無料。ニンニクへずり、辛モヤシ、紅生姜、辛子高菜で味変。これも美味しい。アクセスも良いしこれは最高だ。
第1位:豚骨 蒼翔(東高円寺)
東高円寺に5月にできた話題の新店。西国立にある家系“らーめん ぱったぱた”の2号店で、“つばさ家”出身。上品な見せ方の家系ラーメン店で、価格帯も高め。
「特製ラーメン」を注文。家系なのでお好みを聞かれる。全て普通で注文。
具はチャーシュー3種(熟成モモ、肩ロースの炭火焼き、煮豚バラ)、ワンタン、ノリ5枚、味玉、青菜。麺は太めストレート。
豚骨醤油スープはとろんとまろやかで押しの強すぎない一杯。醤油や鶏油をきかせすぎない感じも最近の流行りとは違って、独自の落ち着き。これが非常に美味しい。3種のチャーシューもしっとりしたモモ、スモーキーな肩ロース、柔らかなバラと三者三様。
“はやしまる”直伝というワンタンも素晴らしい本格派。家系にワンタンというのは珍しいがこれは美味しい。
全体のバランスを見てしっかり仕上げているので、非の打ち所がない。素晴らしいオリジナリティとクオリティにあっぱれ。最高!
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(執筆者: 井手隊長)