どうもグルメライターの丸野裕行でっす。
京都と言えばやはりラーメンの名店が立ち並ぶエリア。新旧うまい店が生まれては消え、消えては生まれる激戦区でもあります。
その店の中には、ぜひコンビニエンスストアなどで再現し、全国展開してほしいラーメンがあるのです。
連載:京都ラーメンシリーズ
https://getnews.jp/search/%E4%B8%B8%E9%87%8E%E3%80%80%E4%BA%AC%E9%83%BD%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%A1%E3%83%B3
そこで今回はコンビニで完全再現してもらいたいラーメン群をご紹介したいと思います。
どのようなラーメンが飛び出すのかご期待ください。
右京区太秦椙ケ本町 『じゅげむ』
コクうまい!鶏豚骨のスープにマー油が香るラーメンです。取材では《醤油ラーメン》のから揚げセットをオーダー。チャーシュー、ねぎ、メンマ、海苔が盛りられたスープには真っ黒のマー油が浮き浮き。
胡麻とマー油の香ばしさ、塩味がほどよく利いた醤油が旨み、少し硬めの麺は歯切れよい中細ストレート麺がスーッとよく絡みます。
柔らかいチャーシューは旨み十分で、とにかく噛み心地がよい。その強い個性をぜひコンビニなどでも味わいたい、いいラーメンです。
店名:『じゅげむ』
住所:京都市右京区太秦椙ケ本町5-8
TEL:075-861-6641
営業時間:11:00~14:00(L.O.13:30)
17:30~21:00(L.O.20:30)
定休日:月曜・火曜
東山区祇園町北側 『らぁ~めん京 祇園本店』
八阪神社バス亭の祇園駅の近くに位置し、清潔な店内が印象的です。ひとりはもちろん、グループや家族連れでも入りやすい店がまえ。広めのカウンタ席と、4人がけテーブル席が数席という構成です。
唐揚げ2個、お新香、卵、海苔、八代目儀兵衛のごはんがセットになっていて、十分な量です。醤油、味噌味、塩味、辛うま、あごの出汁……などなど様々なラーメンがあります。
中でも、から揚げ、餃子、ごはんがついた《よくばりランチ》セットが食べられるメニューは一番人気の模様。この醤油ラーメンは、ぜひ家でも食べたいと思いました。
店名:『らぁ~めん京 祇園本店』
住所:京都市東山区祇園町北側303
TEL:050-5589-4618
営業時間:[日~木]11:00~22:00(LO21:30)/[金・土]11:00〜27:00(LO26:30)
定休日:定休日なし
左京区松ケ崎 『麺屋 しな埜』
松ヶ崎にある人気のラーメン店がここ。券売機で食券を購入して、カウンターで待つスタイルのお店です。非常に流行っており多くのお客さんでにぎわっているため、来店の際は時間をずらした方がいいかもしれません。オシャレな店内は女の子にも人気。駐車場も数台あります。
マストの《鶏白湯ラーメン》チャーシュー入りは大入りで、とにかく派手。着丼したら、きっと飛び上がるようなテンションで喜びがあふれるはず。
《鶏白湯チャーシューラーメン》は安心できる美味しさ! 柔らかいスープとバランスのいい麺はなんともいえない香ばしさ。気づけばペロりと完食してしまえる味は、ご家庭でもいただきたいですね。
店名:『麺屋 しな埜』
住所:京都市左京区松ケ崎泉川町16-2
TEL:090-5966-8996
営業時間:[火~土]11:00~15:00 18:00~22:00/[日]11:00~15:00
定休日:月曜日
中京区石橋町 『百歳牛肉麺 三条河原町店』
一度食べたらまた食べたくなる『百歳牛肉麺』では《蘭州牛肉麺》がオススメ。今回も目の前で平打ち麺を手打ちしてもらって、その技術を見せてもらいましたよ。《蘭州牛肉麺》は大盛りにしても10円UPだけ。麺は細い麺と平打ち麺の2種類からチョイス可能ですが、私的にはやはり平打ち麺がおすすめです。
見た目としては名古屋名物のきしめんに近いのですが、実際に食べてみると独自の食感とコシがあります。味もしっかりとスープとなじみ、ツルツルと滑らか。その喉越しがくせになります。スープは牛骨で、辛みの効いたラー油がアクセントにはなっているものの、そのわりにはアッサリとしています。香り付けとしてパクチーが効いているのもポイントですし、スライスの大根なんかも印象的です。
もしインスタントなんかで商品化されたとしても、売れるんじゃないかなあ。
店名:『百歳牛肉麺 三条河原町店』
住所:京都市中京区石橋町14-14
TEL:075-585-4207
営業時間:11:00~21:30(L.O21:00)
定休日:不定休
京都はインバウンドでお客が多くなっていることもあり、各店の行列はすごいことになっています。特に春と秋には外国人客がひしめいていて、景気が戻ってきている実感があります。入店できないのはちょっとばかり淋しいことですけど……。でももし、これらの美味しくも特徴的なラーメンたちが商品化されたら、コンビニなんかで気軽に購入して楽しめそうですね。
(執筆者: 丸野裕行)