テレビアニメ『鬼滅の刃』の「刀鍛冶の里編」から「柱稽古編」へと繋がる新たな挑戦となる、映画『ワールドツアー上映『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」 絆の奇跡、そして柱稽古へ』が大ヒット上映中! 実際に映画館で鑑賞した筆者によるレビューをお届けします。
本作は、刀鍛冶の里を舞台に、炭治郎と上弦の肆・半天狗との激闘の決着と禰豆子の太陽克服を描いた《刀鍛冶の里編》第十一話の劇場初上映に加え、来たる鬼舞辻無惨との決戦に向けた柱稽古の開幕を描く《柱稽古編》の第一話が世界初公開となるもの。世界140以上の国と地域の映画館にて順次上映となります。
主人公・竈門炭治郎が新たな日輪刀を手に入れるべく、刀鍛冶の里へ赴き、鬼殺隊の恋柱・甘露寺蜜璃や霞柱・時透無一郎と出会い、炭治郎の同期である不死川玄弥とも再会するところから始まる「刀鍛冶の里編」。上弦の伍・玉壺と上弦の肆・半天狗が現れ、炭治郎らは新たな戦いに身を投じることになります。これまで苦楽を共にしてきた、善逸・伊之助と離れた炭治郎の成長が描かれる部分となっています。
『ワールドツアー上映『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」 絆の奇跡、そして柱稽古へ』では、主に半天狗との戦いが描かれますが、上弦の鬼の中でも一際トリッキーな動きを見せる半天狗との対峙は壮絶の一言。頚を斬っても斬られた鬼を母体とした分身体が分裂していくという『分裂能力』に翻弄されていきます。
美麗なアニメーションを劇場の大スクリーンで観る迫力!アニメシリーズをご覧になった方でも、新鮮な驚きを感じられること間違い無しです。また、半天狗との決着はもちろん、最大の見所が禰豆子の太陽克服。炭治郎と禰豆子の深い絆をしっかり感じられる演出となっており、「竈門禰豆子のうた」に涙腺が刺激されます。炭治郎はいつでも禰豆子を守り、禰豆子も炭治郎をずっと想ってきた、回想シーン含めグッとくる映像の数々はお見逃し無く。
《柱稽古編》の第一話では、冨岡義勇、胡蝶しのぶ、時透無一郎、甘露寺蜜璃、悲鳴嶼行冥、伊黒小芭内、不死川実弥ら柱が集結。無惨との総決戦に備え、鬼殺隊のパワーアップをはかるため、柱たちにより過酷な稽古がスタート。柱を引退した宇髄天元も再登場。冒頭では原作コミックに無い、柱2名により共闘が描かれるなど、ファンにはたまらない展開となっています。
今後は、一匹狼で輪に加わらない冨岡義勇について、最強の柱・悲鳴嶼行冥について深く掘り下げられていく展開となっていき、ますます期待が高まります。個人的には産屋敷耀哉の鴉の声優さんが激アツ…!その重厚な声は劇場でお確かめを。
もともと音楽が素晴らしい鬼滅の刃ですが、エンディングに流れる「勝利の鳴動 ~絆ノ奇跡 & 竈門禰豆子のうたREMIX~」(MAN WITH A MISSION×milet×椎名豪 Remix by 椎名豪)の奥行きと迫力が凄すぎるので、ぜひ体験していただきたいです。
【スタッフ】
原作:吾峠呼世晴(集英社ジャンプ コミックス刊)
監督:外崎春雄
キャラクターデザイン・総作画監督:松島 晃
脚本制作:ufotable
サブキャラクターデザイン:佐藤美幸、梶山庸子、菊
池美花
プロップデザイン:小山将治
美術監督:衛藤功二、矢中勝、樺澤侑里
撮影監督:寺尾優一
3D監督:西脇一樹
色彩設計:大前祐子
編集:神野 学
音楽:梶浦由記、椎名 豪
アニメーション制作:ufotable
【キャスト】
竈門炭治郎(かまど・たんじろう):花江夏樹
竈門禰豆子(かまど・ねずこ):鬼頭明里
我妻善逸(あがつま・ぜんいつ):下野 紘
嘴平伊之助(はしびら・いのすけ):松岡禎丞
不死川玄弥(しなずがわ・げんや):岡本信彦
冨岡義勇(とみおか・ぎゆう):櫻井孝宏
宇髄天元(うずい・てんげん):小西克幸
時透無一郎(ときとう・むいちろう):河西健吾
胡蝶しのぶ(こちょう・しのぶ):早見沙織
甘露寺蜜璃(かんろじ・みつり):花澤香菜
伊黒小芭内(いぐろ・おばない):鈴村健一
不死川実弥(しなずがわ・さねみ):関 智一
悲鳴嶼行冥(ひめじま・ぎょうめい):杉田智和
※ 禰豆子の「禰」は「ネ+爾」が正しい表記。
(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
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