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注目の若手俳優・秋谷百音インタビュー 映画『東京遭難』は「自分の過去にどう折り合いを付けるか、そのヒントになればと思います」


映画『おんなのこきらい』やドラマ「オールドファッションカップケーキ」など、ヒットメーカーとして知られる加藤綾佳監督の最新作、『東京遭難』が全国順次公開中です(広島・福山駅前シネマモード12月23日〜神戸・元町映画館2024年1月〜)。

そのヒロインを、映画『ベイビーわるきゅーれ』などの出演で話題となった注目の若手俳優・秋谷百音(あきたに もね)さんが好演。ご本人にお話をうかがいました。

■公式サイト:https://tokyo-sounan.themedia.jp/ [リンク]

■“えりな”を見て自分のことを振り返る方もいるかも

●『東京遭難」という意味深なタイトルにまず惹かれましたが、この作品に出演が決まった時はいかがでしたか?

演じるホステスの“えりな”は捉えどころがない謎の人だったので、最後まで脚本を読み終わった時、どういう映像になるのだろうとまず思いました。ただ、タイプが違う進一(木原勝利)と“えりな”は、ずっとふたりでいるのですが、物語を読めば読むほど変化が見えて来たので、深みがあるなとも思いました。木原さんと本読みをして、空白を埋めていきました。

●すると、“えりな”はどういう女の子だと理解して演じましたか?

とても若く、不器用な女の子だなと思いました。自分の本音を言うタイプではないのですが、進一と会って変わっていく。ようやく本音で話せる人を見つけた。見つけたけれど、たまたま出会っただけで、だからこそ出せる本音が彼女にとっては新鮮なのかなと。でも、正直な人でもあるのかなとも思いました。行動力はあるけれど、そのやり方が不器用なんです。

●加藤綾佳監督は、どのようなリクエストを?

加藤監督の想いとして、ようやく映画化出来るというお話を聞きました。“えりな”は演じていく過程で気付いていくところが多く、人物像についての説明はありましたが、秋谷百音が演じる彼女でいいと。「生まれたものを信じていきましょう」というお話がありました。進一と対峙して生まれたものも多く、“えりな”を見て自分のことを振り返る方もいるかもです。

●おっしゃるように自分自身と重ね合わせる人も少なくなさそうです。

“えりな”はもちろんなのですが、自分の過去にどう折り合いを付けるかという意味では、進一に重ね合わせる人もいるかも知れません。ヒントになればいいと思います。誰しもが過去のことで片づけきれない、もしくは片づけるべきものかどうかも分からないモヤッとしたものを抱えるけれど、それを表に出さないですよね。大人になればなるほど制御できるから。

■この作品でまた新たな自分の一面を知った感じです

●ところで俳優デビューして7年くらい経ちますが、この期間はどのような時間になりましたか?

心が動く瞬間を見つけたくてお芝居を始めて、最初は何事も新鮮でしたが、ここまでいろいろなことをやり、慣れてきてしまった部分もあると思うんです。自分でもある程度、平均点を出せる場所があることに気付きました。でも、そうじゃないところで今回は勝負と言いますか、そうじゃない場所、枠で物事を感じたり、セリフを言ったりしていました。

●確かに“えりな”は、ステレオタイプのキャラクターではない印象でしたね。その結果、いかがでしたか?

知らないことが学べて、知らない自分を見ることが出来た。わからない、未知な領域に行けるのがお芝居なのかなと改めて思いました。自分と向き合うと挑戦をしないといけないですし、知っている自分も出て来る。いろいろな自分を知れるのがお芝居なんです。今まではもちろん自信があるし、やって来たけれど、また新たな自分の一面を知った感じです。

●理想の俳優像とは?

うそをつかないことですかね。もちろん台本がありセリフも決まっているけれど、言っていることにウソがない、役としてちゃんとしゃべれている人が元々好きです。特に今回の『東京遭難』を経て、そのスタイルがいいのではないかと改めて思いました。自分の忘れていたことがある、大人になってしまった人にこそ観てほしいですし、感想が知りたいですね。

●映画が公開の頃には年も変わりますが、今後の抱負はいかがでしょうか?

いろいろなことを知りたい欲求がとてもあります。ちゃんと毎年変わって行ける人でありたいと思うから、20代をどうしたいというよりも、去年やれなかったことをやりたいと思いながら生きています。あとはまだひとり旅をしたことがないので、24歳は一人旅をしたいです(笑)。

●今日はありがとうございました!

■ストーリー

ある夜、サラリーマンの柳進一は相当な量の酒を飲まされ、最終電車の終着駅で目を覚ます。手元に財布や携帯電話はなく、ポケットの中に入っていたのは僅かな小銭と顔も覚えていないホステス“えりな”の名刺だけだった。

翌朝、ホテルで目を覚ます進一。目の前にはえりなと思われる女性の姿があった。

助けてもらえたと安堵する進一だが、えりなは進一を助けた代わりに今度は三日間、自身の人探しを手伝えと言いだす。半ば脅されるような形でえりなに従う進一。

どこに向かうのかも知らされぬまま、二人の旅が始まるー。


©︎GOLD FISH FILMS

(執筆者: ときたたかし)

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