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日曜劇場『下剋上球児』で弱小野球部の主将を熱演! 菅生新樹インタビュー「幼馴染に教えてもらった野球」「リアルな成長ドラマ」


TBS系列「日曜劇場枠」で、鈴木亮平が『TOKYO MER~走る緊急救命室~』以来約2年ぶり、2度目の日曜劇場主演を務める『下剋上球児』が放送中です。本作は高校野球を通して、現代社会の教育や地域、家族が抱える問題やさまざまな愛を描くドリームヒューマンエンターテインメント。

鈴木亮平演じる主人公・南雲脩司(なぐも・しゅうじ)が顧問を務めることになる弱小野球部の球児キャスト12名は約半年間のオーディションを経て決定。3年生で主将の日沖誠(ひおき・まこと)を演じた菅生新樹さんにお話を伺いました。

■公式サイト:https://www.tbs.co.jp/gekokujo_kyuji_tbs/ [リンク]

●日曜劇場『下剋上球児』には、半年に渡るオーディションを経ての出演とのことですが、今振り返ってみていかがでしょうか?

長かったですが、個人的には辛いと思ったことはなかったです。それよりも僕は野球をほぼやってこなかったので、野球の実技の審査が鬼門でした。お芝居だけであれば何度も経験してきていることなので、いろいろ考えてぶつかっていくことも出来ましたが、野球に関しては審査に入るくらい重要なものだったので、実技の前段階の演技審査時に甲子園経験者がいたり、選抜者がいたりするのを知って、レベルが高すぎて本当に心配になりました。

●実際どういう準備をしたのでしょうか?

高校生に野球を教えている幼馴染のコーチいて、その友人に、教えてもらうことにしました。友人と自分の休みを合わせて、ずっと練習していました。結果的にオーディションに合格できたのは、彼のおかげですし、僕自身も嬉しかったです。努力が報われました。練習としてはまずボールに慣れるところから始め、いまだに全然上手くはなってないので、今の自分がプレーすれば自然ともがきますが、どう映っているのかは分からないものの、野球の楽しみを知った期間でした。

●演じられるキャプテンの日沖誠とは、どういう役柄なのでしょうか?

ハートフルで愛にあふれている人だと僕は思っています。部員が誰一人出て来なくても野球をひとりでやり続けている。そもそもひとりで出来るものでもないのにずっと練習をしている。いつかはみんなと一緒に野球がしたい、自分が引退するまでには誰かが入部する可能性があると信じて、ひとりでもやろうと決心をしているような高校生です。

すると犬塚翔という1年生のピッチャーが入ってくる、監督が来るということが起こる。それで自分はまた野球が出来るという希望を持てるところから、幽霊部員だったみんなを集めていく。人に対して愛がないと出来ない行動ばかりする奴だと思うんです。日沖誠は賢くないけどみんなのことが好きだから、自分なりに頑張ろうとしている。2話・3話以降の物語でも、どこか応援したくなるような人物かなと思います。

●同世代の方たちも多そうですが、撮影現場の雰囲気はどうですか?

僕はもともと人と話をするのが好きで、みんなのことを知りたいタイプなので、積極的に話をしています。グループものでもあるので撮影以外のところでもみんなに話題をふったりしています。特に今回はより意識をして、仲のいいチーム感がほしかったので前向きにやってます。みんなのことが大好きですし、仲が良いです。

●もともとリーダーシップ気質みたいなものがあるのですか?

というよりも、末っ子なので、ただのわがままなだけなのかも知れません(笑)。でも今回はそういうわけにもいかないので、ある意味役のキャプテン感を意識していますが、結局のところ、支えられているのは自分で、みんながいるから自分も役に近づけているのかなと。みんなで刺激しあいながら、それぞれの役が膨らんでいく、、、そんな現場です。

●放送が楽しみですが、どういうドラマになりそうでしょうか?

地上波の連続ドラマでスポーツものは、久しぶりなのかなと思いました。野球のシーンはリアルに投げて打っていますので、そのドキドキする感じもポイントです。

高校球児たちがメインなので、その球児たちの熱、オーディションで選ばれた僕たちが、鈴木亮平さんや黒木華さんに引っ張ってもらって、本当にタイトルどおりみんなが成長していくというドラマです。リアルに人としても役者としても、いろいろいと学んだところがたくさんあります。好きなキャラクターがいたら推して見てもらうのも楽しいと思います(笑)。

また、ただのスポーツドラマではない、生徒たちの問題、先生たちの問題、家族の問題などがあり、どう展開していくのか、いろんな視点からも楽しめるドラマになっています。

撮影:塚本桃


■ストーリー

2016年、3月。三重県立越山高校では、生徒や保護者からの人望も厚い社会科教師・南雲脩司(鈴木亮平)が、次年度から野球部の顧問兼監督に打診されていた。しかし、肝心の野球部は1名の部員を除いてやる気のない幽霊部員ばかり。さらに南雲は妻・美香(井川遥)と二人の子どもとの家庭での時間を大事にしたいと思っており、顧問への就任を頑なに拒んでいた。そんな中、家庭科担当の教師・山住香南子(黒木華)が越山高校へ赴任してくる。南雲と一緒に野球部を強くしたいとやる気満々の山住は、スポーツで実力がある中学生たちを受験前から勧誘。地元の有力者・犬塚樹生(小日向文世)の孫で名門クラブチームのエースだった翔(中沢元紀)も強豪校への受験に失敗して越山に入学してくることに!なし崩し的に野球部の手伝いをしていくうちに、穏やかだった南雲の生活が大きく変わっていく…。

(執筆者: ときたたかし)

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