東欧を代表するアニメーションスタジオ・Animagradが制作の、騎士に憧れている俳優ルスランと王女ミラの身分違いの恋、そして2人が悪の魔法使いに立ち向かう姿を描くファンタジー・ラブストーリー、『ストールンプリンセス:キーウの王女とルスラン』が大ヒット上映中です。
10月15日には、大ヒット御礼舞台挨拶を開催。主人公・ルスラン役を務めたINIの髙塚大夢と、ヒロインのミラを襲う街の小悪党・金歯男を演じたNON STYLEの井上裕介が登壇しました。
この映画の反響について、髙塚は「家族だったり、友達からも映画を観たという連絡をいただいきました。INIのメンバーも時間のない中観てくれたりして、本当に嬉しいです」とコメント。INIのメンバーから「普段は(髙塚が)近くにいるからこそ、声優をしている時の声の印象がすごく特別に感じた」という感想をもらったと嬉しそうに話します。
舞台挨拶に来場した観客の中には、10回以上本作を鑑賞した方がいたことから、井上が「映画の関係者でも10回は観ていないんじゃない?」と発言すると、なんと20回以上鑑賞している方もいることが明らかに。「僕たちより詳しいんじゃないですか?」と髙塚も嬉しい驚きを隠せない様子を見せます。
井上は「10回・20回以上観て下さっている方々が、髙塚さんを好きというのはもちろんあると思いまずが、みんなどこか心の中で、『ウクライナを救いたい。なんかできることがあるんじゃないんじゃないか』という気持ちがあると思う。そういう思いで走り出したこの映画の意義が、大ヒットに繋がった一つの要因でもあるんじゃないかと思います」とコメントし、会場からは大きな拍手が。
事前にSNSで募集した質問がにお2人が回答するコーナーでは、「挿入歌が流れるシーンが大好きで、夜通し冒険した後距離が縮まった2人にいつもキュンとします。この時ミラが生きてることを実感していますが、お二人が『生きてるって実感する』そういう瞬間はどんなときですか?」と聞かれると、髙塚は「INIというグループで活動させていただいているので、ステージの上で立っている時は、やっぱりここに自分の居場所があるというような実感がありますね」とコメント。さらに「個人的なところをいうと、食べるのが好きなので、美味しい物食べてる時が好きです」と続けます。井上は「ステージに立ってる時というのは一緒ですよ。日々練習して、ステージに立って、信じられないくらい滑った時に、『あ、生きてるな』って思います」と自虐して会場の笑いを誘います。
最後には「ルスランのプロポーズの言葉のアフレコをお願いできないでしょうか? 井上さんにもお願いします!」というもので、「もし俺が結婚しようっていったらどうする?……愛してる」というセリフをお二人が公開アフレコすることに。井上は「なんで俺もするねん!」と言いつつも、リアルなプロポーズをした時のトーンで、関西弁でセリフを披露。「本当に、去年の今頃に本当にこんな感じで話しましたよ」と明かしにやりと笑顔。そして、髙塚も緊張しながらセリフを披露すると、その素敵な声に会場から大歓声が湧き上がりました。「恥ずかしいですね。ルスランだから言えたんだなと思いました」と照れた笑顔を見せ、大盛り上がりのうちに舞台挨拶は終了しました。
『ストールンプリンセス:キーウの王女とルスラン』は大ヒット上映中です。