『トイ・ストーリー』の“おもちゃの世界”、『モンスターズ・インク』の“モンスターの世界”、『ファインディング・ニモ』の“海の中の世界”、『インサイド・ヘッド』の“頭の中の世界”、『リメンバー・ミー』の“死者の世界”など、ユニークでイマジネーションあふれる<もしもの世界>を舞台に数々の感動的な物語を観客に贈り届けてきたディズニー&ピクサーが贈る最新作。火・水・土・風のエレメントたちが暮らす世界を描く『マイ・エレメント』が8月4日(金)に劇場公開となります。
これまでも多くの大ヒットアニメーション作品を世に送り出してきたピクサー・スタジオは、その唯一無二の技術を存分に発揮し、本作では4つのエレメントたちの特性が表れたユニークな暮らしぶりを丁寧に描き出しています。
これまで数々のピクサー作品に携わってきた ピーター・ソーン監督は 「火が歩くとそばにある木が燃えたりするとか、水が歩くと水が垂れるとか、火や水などの元素を自由にアニメーションで動かすことを思いついた時、それはすごく楽しい映像になると思いました」と明かし、アニメーションでしか表現できないエレメントの面白さについて言及。
火・水・土・風の4つのエレメントが、それぞれの特性を活かし共生しているエレメント・シティが舞台となる本作。ユニークなエレメントたちを表現するにあたり、ソーン監督は「ある時誰かに『これはモーション・キャプチャーでやったら?』と言われたことがあったのですが、僕は『それはだめだ。火や水のスーツを着た人間が演じているように見せるわけにはいかない。本物の火や水をアニメーションで表現しないといけないんだ』 と思いました」と、アニメーションで描き出すことを決意したエピソードを告白します。
そんなソーン監督の思いを受け、 アニメーション部の グエンデルー・エンデログルとアリソン・ルトランドは「それぞれのエレメントが本来の形で動くように、重み、柔軟さ、流動性などについて差別化して考えました。火は軽くてゆるくて、ガス状なので、アニメーションではエンバーの大きさをより自由に変えられました。エンバーの動きは柔らかく、上に向かうようなエネルギーがあります。逆に水には重みがあり、重力で下に向か っているので、ウェイドはしっかりと地に足がつい ているように見せます」 と、エレメントの特性に合わせて キャラクターを描き分けたことを解説します。
“火が燃える、“水”が垂れるなど、本物の元素の性質をアニメーションで忠実に表現しているからこそ、本作はエレメントならではの面白い描写 で溢れているのです。
実際に劇中では、アニメーションでエレメントを表現したからこそ生まれるユニークな化学反応がたくさん描かれています。“火”のエンバーが電車の中で“土”のエレメントに触れたことで、身体を覆っている植物をすべて燃やしてしまう驚きのシーンや、“水” の ウェイドが“火”のエレメント用の熱々の食べ物を口に入れると身体が沸騰する様子、“水”のエレメントがくしゃみをした拍子に、水滴がかかって“土”のエレメントの頭から生えた植物が急成長するユーモアでいっぱいな姿など、エレメントならではの描写の数々は観る者をワクワクさせてくれます。
エレメント・シティでのエンバーとウェイドの奇跡の出会い、そして予想もできない新たな“もしもの世界”の驚きと感動の物語にぜひご注目を。
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