ごはんを炊くのも全自動の時代に! パナソニック『自動計量IH炊飯器』SR-AX1が2023年7月上旬に発売されました。炊飯時に米の量を自動的に計量して、最適な炊飯状態を実現することが特徴の「全自動炊飯器」ということで、非常に注目が集まっている製品。パナソニックでは、40年前から炊飯を全自動にできないか試行錯誤を繰り返していたそうで、このほど執念が実り、製品化へこぎつけたそうです。実際に、どのような機能なのか、ご紹介していきましょう。
全自動へのこだわり。炊飯という家事から解放される画期的な炊飯器
この『自動計量IH炊飯器』SR-AX1は、2022年11月15日~12月25日に募集した先行体験プログラム「Future Star Program」で、200台の応募に対し、なんと約1万件の応募があった注目の製品です。このほど、その先行体験製品が一般発売されたということで、大きな話題になることは間違いありません。
製品の特徴は、炊飯時に米の量を自動的に計量する点。ユーザーは炊飯する米の量を選択し、炊飯器が適切な水の量を計算してくれます。これにより、炊飯の手間を省くことができるのです。
ユーザーは、あらかじめ無洗米を「米タンク」に入れておき、「水タンク」に水を入れておけばOK。米タンク部分には2kgの無洗米、水タンクには600mlの水を貯めておくことができます。これにより、0.5~2合までの炊飯が可能となっています。なお、お米は無洗米のみ使用可能です。
炊飯器はIH(インダクション加熱)方式を採用しています。IH方式は、内釜全体に均一な熱を伝えることができるため、お米を一粒一粒ふっくらと炊き上げます。また、高い熱効率を持ち、短時間で炊飯ができます。
『自動計量IH炊飯器』SR-AX1はデザイン性の高さにも注目が集まっています。シンプルでスタイリッシュなデザインが特徴で、耐久性の高い材料を使用しており、長期間にわたって安定した性能を提供します。また、直感的な操作パネルを採用し、シンプルですっきりとしたデザインを実現しています。ユーザーは目的の炊飯メニューを選択し、必要な設定を行うだけで炊飯が開始できます。
さらに、アプリとの連動で「カレー用」「全がゆ」「5分がゆ」などのメニューが選べるだけでなく、炊き上がりを「かたい」から「やわらかい」までの7段階で指定できます。しかも、約45分の「早炊き」にも対応しているんです。
ちなみに、炊飯可能な分量は米びつのサイズ(2合)まで。内釜は「おひつ型」のデザインとしており、炊きたてをそのまま食卓で食べ切るスタイルを提案しています。そのため、あえて保温機能を排しています。単身者や共働きの夫婦2人家族向けといえるでしょう。
普通のお米と遜色ない味わいは無洗米に特化した設定のため
それでは、実際に『自動計量IH炊飯器』SR-AX1で炊いたご飯を食べてみましょう。
製品発表会で提供されたのは、無洗米の「つや姫」。正直、記者は無洗米に「あまり美味しくない」という印象を持っていましたが、非常にもっちりとして粒立ちも良く、一般的な精白米と遜色がありませんでした。
それもそのはず。『自動計量IH炊飯器』SR-AX1では、無洗米に特化して前炊き温度を低めに、時間を長めに設定してお米の中までしっかり吸水させるように作られているのです。また、最適な火力で沸騰を維持し、お米の中まで糊化を促進し、芯まで膨らませているため、もっちりとして粒立ったお米の炊きあがりになるという仕組みになっています。
パナソニック『自動計量IH炊飯器』SR-AX1は、忙しい単身者や共働きの夫婦から「炊飯」という家事を低減させる画期的な炊飯器です。スマホ連動により、外出先から炊きあがりを予約できるため、帰宅するタイミングで炊きたてのホカホカご飯を食べることができる幸せは、何にも代えがたいものでしょう。
なお、『自動計量IH炊飯器』SR-AX1は全国の家電量販店やオンラインショップで発売中。実勢価格は税込み4万6000円程度となっています。