宇宙航空研究開発機構(JAXA)の月面ミッション「LAMPE」(Lunar surface data Acquisition Mission for Pressurized rover Exploration/略称:ランプ)は、4月26日未明に月着陸船を降下させ、変形型月面ロボット「愛称:SORA-Q(ソラキュー)」による月面のデータ取得を予定しています。
📢#LAMPE 🕯️ミッション情報
月面着陸予定まであと約9時間🌕
将来の月探査につながる重要な瞬間が近づいてきました✨
※正確な月面着陸時間はispace社の発表をご確認ください月面でのデータ取得に向けたLAMPEミッションの詳細は▶https://t.co/u9Bckh5W6x
—Humans in Space/JAXA (@HumanSpace_JAXA) April 25, 2023
民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」ミッション1の月面着陸ライブ配信は、4月26日(水)00:20(JST)より配信予定です。
民間企業による月面着陸への挑戦という歴史的瞬間を、ぜひご覧ください!https://t.co/NBqommsH2X#ispace#HAKUTO_R#月を生活圏に
—ispace_HAKUTO-R (@ispace_HAKUTO_R) April 25, 2023
SORA-Qは、JAXAとタカラトミー、ソニーグループ、同志社大学等が共同で開発した変形型月面ロボット。直径約80mm、質量約250gで、容積の小さい球体の形態で輸送後、月面着陸時に走行形態に変形します。変形後は月面を移動しながら、搭載したカメラで月着陸船や周囲の状況、わだちなどを撮影し、月着陸船を経由して地上に送信する予定。
2023年8月以降には、JAXAの小型月面着陸実証機「SLIM」に搭載され、月面のデータを取得する「SLIMミッション(LEV-2)」の実施も予定しています。
タカラトミーは4月13日、SORA-Qの実寸大スケールモデル「SORA-Q Flagship Model」を9月2日に発売することを発表。デザイナー/アーティストとして活躍する篠原ともえさん、宇宙飛行士の野口壮一さんらをゲストに迎え、実際に動作するモデルをお披露目しました。
SORA-Q Flagship Modelは、スマートフォンアプリから実物と同様の動きで操作が可能。球体から左右に展開し、後方にスタビライザーを伸ばした走行形態に展開できる他、画面上のスライダーをスワイプして左右の球殻を同時に回転させる“バタフライ走行”、左右を交互に動かすことで転回できる“クロール走行”ができます。
いよいよ今夜、 #JAXA の #LAMPE ミッションで月面に着陸する予定の変形型月面ロボット「SORA-Q」。タカラトミーが9月に発売する1/1スケールモデルの発表会で、実物同様に動くSORA-Qを動画で撮影しました。記事はこの後公開します! pic.twitter.com/JZ21X62b4T
—宮原俊介@getnews.jp (@shnskm) April 25, 2023
本体に搭載するカメラで写真を撮影したり、カメラのライブ映像を見ながら月面探査を模したミッションにチャレンジするモードも用意されています。
SORA-Q Flagship Modelは希望小売価格2万7500円(税込)で、現在予約を受付中。
タカラトミーモールでは300個限定でマンガ「宇宙兄弟」とのコラボモデル「SORA-Q 宇宙兄弟EDITION」の発売も、通常モデルと同日の9月2日に予定しています。こちらは4月28日から予約を受け付け、希望小売価格は3万3000円(税込)です。