『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』が大ヒット上映中。公開を迎えると、美しい海の自然、そこに宿る生き物たちが織りなす神秘的なア
バターの世界に魅了される人が続出しています。この度、前作の主人公ジェイク・サリー役のサム・ワーシントンは、キャメロン監督が撮影現場で、本作の“没入感”の秘密を漏らしていたと明かし、それは《誰もが共感する家族愛》であったとそう。
『アバター』の物語から約13 年―。神秘の星パンドラの一員となった元海兵隊員のジェイク・サリーは、ナヴィの⼥性ネイティリと家族を築き、子供たちと平和に暮らしていた。しかし、再びクオリッチら人類がパンドラに現れたことで神聖な森を追われ、未知なる“海の部族”の元へ身を寄せることに…。サム・ワーシントンが「キャメロン監督はこれまで人々がいまだ見たことのない海の世界へ連れていってくれる」と語るように、SNS では「終始圧倒された3時間だった!」、「映像美もストーリーも圧巻だった!」と、パンドラの世界に魅せられたコメントで溢れています。
ジェームズ・キャメロン監督は、観客が“没入感”を得る理由を《人々の記憶に強く残る家族愛》であると撮影現場で漏らしていたそう。サムは「重要な部分は、キャラクター達の愛に溢れた物語だと思う。監督は撮影中に『これは家族が絆を築いていく愛の物語。そこがきちんと描かれてなければ、世界の壮大さや、映像美も全く意味がない』と、常々僕たちに語っていたよ。だから、監督は誰しもが共感できるような家族愛を描く努力をした。監督は『壮大なビジョンを見せることはできる。でもこれが家族の物語だということを打ち出せなければ、公開されても、誰も記憶にも残らない』とも語っていたよ」と、撮影現場での会話を振り返ります。
更に、前作に引き続き登場し、ジェイク一家を翻弄するクオリッチ役のスティーヴン・ラングも「この作品はとんでもない出来になっている。キャメロン作品の中で最高傑作なのは疑う余地がないね。こんなに美しくて、ドラマチックな映画は見たことない。この映画には、いろんな感情や多くの情熱が詰まっているから、幅広い層が共感して、気に入ってくれると思う」と、共感必至な物語に太鼓判を押します。人々が
魅了される“没入感”は圧巻の映像体験によるものではなく、誰もが共感して涙するドラマによるものであるのです。
劇中では、海の部族と馴染むことができず疎外感を感じているジェイク一家の次男・ロアクや、思春期の少⼥のように何か悩みを抱えるキリなどの子供たちが、神秘的な海の生き物や、自身と向き合ってくれる大切な人と出会う中で、少しずつ変化していく姿が描かれる。深淵なる海の美しさを異次元の“没入型”映像で描き出すとともに、家族の絆と成長を描いた本作に是非注目を。
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