カップ焼きそばの麺って、焼きそばをうたいながらも実際には焼いていないんですよね。
日本で販売されているカップ焼きそばは大多数がフライ麺を採用。まれにノンフライ麺のものもありますが、結局それらをお湯で戻し、そこにソースを混ぜているだけなのです。
なんだ。じゃあ別にどんな麺でも、カップに入れてソースを混ぜた時点で「カップ焼きそば」と言っちゃっていいんじゃないか。
ペヤングの麺を冷凍うどんと差し替える
そこで用意したのがカップ焼きそばの大定番「ペヤングソースやきそば」。実はペヤングの容器って一般的な冷凍うどん1玉のサイズとピッタリ同じなんですよね。
ファミマで買ってきた冷凍うどんと並べてみても、大きさは完全一致。
これってもしかしたら、ペヤングのフライ麺を容器から取り出して、代わりに冷凍うどんを1玉入れてペヤングを作ったら、極太もっちりでプレミアムなペヤングに転生されることができるのでは……？
早速試してみましょう。
実際に冷凍うどんを入れてみたら、笑っちゃうくらいにサイズがぴったり。メーカーによって当然サイズや量、形状に違いがあると思いますが、ファミマの冷凍うどんはペヤングの麺と差し替えるために生まれてきたのでは？ と思えるレベルでした。
あとはいつものペヤングと同様にかやくを入れ、熱湯を注いで3分待ってから湯切りをします。
もちろん冷凍されている麺を使っているので、フライ麺で作るときよりお湯が急速に冷えてしまいます。とはいえ、冷凍うどんは基本的に一度茹でられているので、ちゃんと解凍さえできれば問題なし。
今回も熱湯を注いで3分でバッチリ解凍され、しかも麺はアツアツの状態で仕上げられました。よかったよかった。なるべく沸騰したてのお湯を注ぐのが上手に作るポイントだといえますね。
最後は仕上げにソースとふりかけ、スパイスを混ぜたら完成です。
当たり前ですが漂ってくるソースとスパイスの香りは完全にペヤングのそれ。これはペヤングのフライ麺を冷凍うどんに差し替えても、見事にカップ焼きそばになったと言って問題ないでしょう。
味も完全ペヤングで違和感なし。圧倒的にウマすぎた！
肝心の味も完璧にペヤング。っていうかウマすぎ。いつもの麺が冷凍うどんに差し替えられてもペヤングのソースはまったく違和感なく馴染んでいました。まるで転校初日なのにいきなりクラスメイトと仲良くなれる奴のよう。ペヤングソース、すごいな。
冷凍うどんは芯が残ることなく完璧に解凍されてましたし、ペヤングソース味に染まるとうどんという感覚が途端に消失し、完全に焼きそばとしか思えなくなるのが不思議。かやくのキャベツと肉、スパイスなんかもペヤング感を加速させてくれてます。
そして市販のカップ麺では絶対に食べられないであろう圧倒的極太麺にペヤングソースがしっかり絡まり、しかも食感はもっちりでコシも抜群。味はそのままなのに麺が遥かにグレードアップした、超プレミアムなペヤングを食べている感覚に浸れました。これはとんでもなく贅沢だ……！
余った麺はカップラーメンの替え玉に使える
冷凍うどんを使ったペヤングが激ウマだったとして、じゃあ身代わりとなってしまったフライ麺はどうすんだという話にもなりますが、これはもちろん捨ててしまってはもったいない。
ジップロックなどに入れて保存しておき、カップラーメンを食べるときなどに割り入れれば、麺増しや替え玉的に使うことができるので、これはこれで便利だったりします。
そうそう、熱湯で戻してお湯を切り、冷蔵庫に入っているソースを混ぜて食べてももちろんOK。これもまたカップ焼きそば感覚で食べられますよ。
ペヤングが好きだという人にこそ食べてみてほしい、まるか食品公式では絶対に発売されないプレミアムなペヤング。おすすめですよ。
(執筆者: ノジーマ)
