現代最高峰の異才監督ギレルモ・デル・トロが、作品賞・監督賞を含むアカデミー賞4部門を受賞した前作『シェイプ・オブ・ウォーター』に続き、再びサーチライト・ピクチャーズとタッグを組んだ最新作『ナイトメア・アリー』が現在大ヒット上映中です。
デル・トロ監督が映画化に挑んだのは、1946年に出版され、ノワール小説の伝説的傑作といわれる「ナイトメア・アリー 悪夢小路」。 1947年にはエドマンド・グールディング監督、タイロン・パワー主演によって映画化(『悪魔の往く町』)されるなど、今も名作として語り継がれる題材を、アカデミー賞を席巻した前作『シェイプ・オブ・ウォーター』で極めた、誰も真似のできないデル・トロ監督独自の世界観と豪華極まりない映像で観るものを誘う、全世界待望のサスペンス・スリラー大作となっています。
この度、スタン(ブラッドリー・クーパー)とリリス(ケイト・ブランシェット)が声から役作りを始めたという圧倒的な演技に五感から惑わされる本編映像が解禁となりました!
【動画】『ナイトメア・アリー』本編映像<NO GOOD>
https://www.youtube.com/watch?v=YIeKW2gl2MQ
“読心術”での成功だけでは飽き足らず、自身の読心術を見破った聡明な精神科医リリス・リッター博士と手を組んで、より危険とされる“霊視術”にまで手を出したスタン。霊視術でも顧客を華麗に導き、成功に酔いしれる一方、リリスは謝礼の分け前を断り、スタンとは違って一切の欲を見せようとしない。モリーに見つからないようにと謝礼の全額を預けようとするスタンに「私を知らないのに」と試すように問いかけるリリス。スタンは「善人ではない、俺にはわかる、俺も同類だから」とリリスを見切っているかのように囁く。手を組んでも尚、互いの腹を探り合い、まったく本性を見せない2人の対決の行方に目が離せないワンシーンとなっています。
成功への野心に溢れながらも、本当の自分を決して見せようとしない主人公スタンを演じたブラッドリー・クーパーは「役者は役柄の育った環境を肯定しなくてはならない。こちらが腹を割れば、向こうも腹を割る」と持論を展開。本作においても「ギレルモと私は、スタンをミシシッピ州カントン出身という設定にするところから始めた。ひとたびその声色が決まると、他のすべての設定が決まっていった」とスタンの出身からヒントを得て、声から役作りを始めたことを語っています。
一方で、本作でスタンと渡り合い、対峙するリリスを演じたケイト・ブランシェットも、劇中でスタンと対になるリリスさながらにブラッドリーと同じく声色から役作りをしたようで、「スタンの脳みそに刺さる声にしたかったのです。悪魔のようなジミニー・クリケット(※コオロギのディズニー・キャラクター)です。ノワールなジミニー・クリケットですよ」と、リリスを彷彿とさせるような不敵なコメントを残している。劇中のキャラクターとしてはもちろん、役者としても対峙し、五感を震わせる程の名演をみせる2人は必見!是非とも劇場の大きなスクリーンで極上のサスペンスをお楽しみください!
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