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映画『麻希のいる世界』ラストシーンについて 新谷ゆづみインタビュー<ネタバレあり>


『害虫』『抱きしめたい 真実の物語』の塩田明彦監督が、元「さくら学院」の新谷ゆづみさんと日髙麻鈴さんをダブル主演に迎えた映画『麻希のいる世界』が公開中。先日、新谷ゆづみさんのインタビュー記事を公開しました。

【関連記事】『麻希のいる世界』新谷ゆづみインタビュー「“意思や考えを持つ”ということの大切さを作品を通じて感じられた」
https://getnews.jp/archives/3208819 [リンク]

――今回の主演経験を今後どのように生かしていきたいですか?

この作品で感じたこと、例えば意志を持つことだったり。大事だけど、普段あまり意識していないことに作品を通して感じることができたので、これから何回この作品を見ても、そういうことに気付きながら、意思や考えを持つっていうことを仕事にも生かしていきたいなと思います。由希ちゃんから学んだこと、たくさんあります。

――由希ちゃんって、カッコいいですよね。

カッコいいですよね。麻希ちゃんも。由希ちゃんは、自分が演じていて不思議なんですけど。すごく憧れの存在です。

今回は、映画のラストシーンについて、新谷さんが感じたことをご紹介します。映画の内容に触れていますので、映画をまだご覧になっていない方は以下はお読みにならない様、お気をつけください。

【以下からは、作品のネタバレになる部分を含みます。まだ映画をご覧になっていない方はお気をつけください】

――完成した作品をご覧になって、好きなシーンは、ありますか?

保健室で、麻希が由希に「生きてきた中で、いちばん嬉しかった」って手紙で伝えてくれるシーンが、すごく好きです。いつも麻希って由希のことを弄ぶというか、いつも冷たくあしらう態度を取るんですけど、実は、すごく温かい子なんですよね。そこに気づけている由希ちゃんが好きだし。他の人は麻希のことを、あんまり好きじゃないというか、違う目で見ているけど、由希はそういう部分に気づけているっていうのが分かったので。

――ラストシーンについて、新谷さんはどう解釈されましたか?

私的には、幸せなラストだと思います。観る人にとってはバッドエンドというか、少し寂しい話に見えるかもしれないんですけど、由希ちゃんにとっては、それが、一番の幸せで、やっと生きている実感が持てたっていう。最後は幸せの涙だなって思っています。幸福感が溢れ出しているシーンなんじゃないかなって思って演じていました。

――素晴らしいです。あの涙は人によって解釈が変わりますよね。

私は悲しい涙じゃなくて、幸せの涙だったと感じています。

――新谷さんがおっしゃってくれた言葉の数々を噛み締めながら、また映画を観たいと思います。今日はありがとうございました。

撮影:周二郎

『麻希のいる世界』
監督・脚本:塩田明彦 製作:志摩俊樹、山口貴義 撮影:中瀬慧 
出演:新谷ゆづみ、日高麻鈴、窪塚愛流、鎌田らい樹、八木優希、大橋律、松浦祐也、青山倫子、井浦新 
劇中歌:「排水管」(作詞・作曲:向井秀徳)、「ざーざー雨」(作詞・作曲:向井秀徳)
製作・配給:シマフィルム株式会社

重い持病を抱え、生きることへの希望が持てない高校2年生の由希はある日、破局的で美しい歌声を持つ同級生の麻希と運命的に出会い、バンドを結成する。そこに密かに由希へ思いを寄せる軽音部の祐介も加わり、由希の日常は一変していく。

(C)SHIMAFILMS

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