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世の中にはまだまだ知られていないご当地ラーメンがたくさんある。今回ご紹介するのは島根県の小さな町が作ったご当地ラーメンだ。
島根県邑智郡川本町。石見銀山の程近くにある町で、中国地方最大の河川である江の川が町を縦貫している。人口は3000人強。
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川本町は“えごま”の産地として知られる。2004年頃から生産をスタートし、現在は県内では奥出雲町に次ぐ2位の生産量だ。オメガ3脂肪酸をたっぷり含む「えごま油」が健康に良いと大ブレイクし、全国に出荷している。
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そんな川本町が仕掛けるご当地ラーメンは「えごま鴨だしらーめん」。お土産品として売っているのと、お店では“道の駅インフォメーションセンターかわもと”のレストランで提供している。
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なんといっても特徴的なのが、えごまの葉を練りこんだ特製麺。これが良い。乾麺ならではのツルツルとした喉越しに、えごまの素晴らしい香り。他ではなかなか食べられない大変美味しい麵だ。
スープは鴨を使用している。エサにえごま油の搾りカスを混ぜて育てた「えごま鴨」のガラで取ったスープを使っているのだ。淡麗で上品な美味しさで、栄養価も高いという。
「道の駅」では仕上げで香味油の代わりに、えごま油をかけて香りをプラスしている。
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1から10まで“えごま”にこだわったご当地ラーメン。とにかく麺が旨いので、ぜひお試しあれ。通販でも買えるので、チェックしてみてほしい。
(執筆者: 井手隊長)