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名作と謳われたSONYの「WF-1000XM3」からおよそ2年あまりを経て、前モデルから大幅に改良され、満を持して登場となった「WF-1000XM4」は、待望のLDAC対応や大幅に小型化されたケースとボディ、ノイズアイソレーションイヤーピースというイヤーピースの採用など、前作の課題をほぼ潰してパーフェクトに仕上げた内容となりました。
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WF-1000XM4では統合プロセッサー「V1」を搭載し、処理能力が向上しています。全体的に、リスニングの際の違和感を減らすように処理されており、前モデルでは時として(環境によって)ノイズキャンセルの効きが悪い(風切り音の処理が逆にノイズになるなど)ものが、WF-1000XM4ではキャンセル能力そのものは弱くなるが風切り音の不快な音をカットするなど、総合的に“心地よさ”を提供してくれるようになったと感じました。
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外音取り込み機能(アンビエントモード)なども、外音の割合を調節したり、自分が話すのを検知して楽曲の再生を停止する「スピーク・トゥ・チャット」など、使用者の状態に応じてモードを切り替えるアシスト機能などは、そうして欲しい時に自然に切り替わることが多く快適です。
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ノイズキャンセリングの効きも自然で、遮音性の高い新型イヤーチップを組み合わせたことにより、かなり没入できる音楽環境が手に入ります。
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LDACに対応したスマートフォン、デジタルオーディオプレイヤーと接続した場合は、最大96kHz/24bitのハイレゾ音源の伝送に対応します。aptX HD が48kHz/24bit、最大576kbpsまでとなるのに対して、96kHz/24bitに対応するLDACのほうが「真のハイレゾ対応」機器とも言えます。
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iPhoneでの再生はAACで再生されますが、SONYの高音質化技術「DSEE Extreme」を効かせるとワンランクアップしたサウンドが楽しめます。iPhoneでの再生なら、「AirPods Pro」があるじゃないかという面もありますが、好みの音で高音質な楽曲を楽しめるという意味では、圧倒的にWF-1000XM4となります。装着のしやすさと長時間使用した際の快適さはAirPods Proが上回りますし、外音取り込み時の具合など、普段使いとしての面ではAirPods Proが勝る面もあります。
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前モデルを持っていた人、検討していた人にとっては、ケースが大幅に小型化され、机の上に置ける形状になったことだけでも十分にWF-1000XM4を選ぶ理由になります。特に、LDAC対応機器を持っていたらWF-1000XM4は即買いで良いでしょう。
iPhoneユーザーで、AirPodsとの比較では悩ましい面もありますが、1日中付けっ放しで過ごすということではなく、少しでも良い音で楽しみたい、交通機関や屋外などの騒音環境が移り変わるシチュエーションが多い、という場合にはWF-1000XM4を選択した方が幸せになれると思います。
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コンパクトになったボディと、新素材、複数種類のイヤーチップで小柄な女性からイヤーチップを選ぶ人まで幅広くフィットするのも嬉しいところです。さらにフィッティグを高めたい場合には、市販のイヤーチップにも対応しているので自分好みのカスタマイズも可能です。
個人的には2021年No.1、イヤホン選手権優勝と言えるでしょう。
(執筆者: ipodstyle)