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競技映像への3Dトラッキングデータ表示や没入観戦体験を実現 インテルが東京五輪に提供する最新技術を解説


インテルは、7月23日に開幕を迎える東京2020オリンピック競技大会で活用される最新技術の説明会を開催。テレビ中継などでも目にする可能性がありそうな、新しい観戦体験をもたらす各種技術を解説しました。

7月30日から8月4日にかけての陸上競技、特に100m走をはじめとしたスプリント競技で導入されるのは、「3D アスリート・トラッキング(3DAT)」技術。4台のモバイル・パンチルトカメラで選手のフォームや動きを取り込み、Xeonプロセッサを使用したAIによりコンピューター・ビジョンとして表示するもので、肉眼では判別しにくい加速度やトップスピードといった情報を可視化して競技映像にオーバーレイ表示します。アスリートにセンサーを取り付けたり大規模な機器を設置する必要はなく、高精度な分析結果はアスリートのトレーニングにも活用できるとのこと。

7月25日から8月8日にかけてのバスケットボールで導入される技術が「インテル True View」。会場全体に高解像度の小型カメラを設置して、コート全体からプレーを撮影することにより、縦・横・奥行きを記録した膨大な立体映像データ(ボクセル)を生成。これをXeonプロセッサ―搭載のサーバー、Core プロセッサ―搭載のPCで処理、レンダリング、配信することにより、360°のリプレイやゴールリング視点の映像など没入型のスポーツ視聴体験を実現します。15日間で52試合を撮影し、放送権を持つ各国の放送事業者を通じて配信されます。

東京2020大会公式応援ビートに採用された「2020beat」は、Tokyo 2020“Make The Beat!”応援プロジェクトで選手を応援するために作成した楽曲。こちらはインテルのAIソリューション・プラットフォームを使ってリズムとメロディを生成したもの。楽曲に合わせて手拍子やダンスをした応援動画をSNSに投稿すると会場のスクリーンなどで上映され、会場に足を運ばなくてもリモートで応援できるそうです。

2018年の平昌冬季オリンピックでドローン・ライトショーを提供したのに続き、最新型のプレミアムドローンを提供。1機300gちょっとと軽量で、安定性の向上やバッテリーの長寿命化が実現しています。

この他、7月25日から7月27日の水泳競技、7月25日から8月4日のセーリング、7月25日から8月4日のゴルフで、本来は会場観戦に導入予定だった5Gネットワークを利用した観戦体験「TOKYO 2020 5G PROJECT」、スタジアムや駐車場などの混雑状況をモニタリングするなど大会運営をサポートする「IOC データ利活用プロジェクト」といった技術を提供していることが説明されました。

テレビ観戦する際は、陸上競技やバスケットボールの試合で上記の技術を活用した映像を目にする機会があるかもしれません。注目してみてはいかがでしょうか。

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