Amazonは4月27日、10インチタブレット「Fire HD 10」の新モデルを発表しました。「Fire HD 10」「Fire HD 10 キッズモデル」新モデルに加えて、RAM増強とワイヤレス充電でスペックアップしたモデル「Fire HD 10 Plus」の計3モデルをラインアップ。22時から予約受付を開始し、5月26日に出荷開始を予定しています。
ベースモデルのFire HD 10は2.0GHzオクタコアプロセッサを搭載し、RAM容量を前モデルの2GBから3GBに増強。アプリの起動や処理を高速にしています。10.1インチ 1080pのフルHDディスプレイは前モデルと比べて10%明るくなりました。ストレージ容量は32GB/64GBで、microSDカードにより最大1TBまで拡張できます。バッテリーは最大12時間の使用が可能。前モデル同様、USB Type-Cポートを搭載し、出力6WのUSB充電器が付属します。メインカメラは前モデルの200万画素から500万画素に強化し、インカメラは前モデルと同じ200万画素。Wi-Fiはデュアルバンドで802.11 a/b/g/nに対応。価格は32GBモデルが1万5980円(税込)、64GBモデルが1万9980円(税込)です。
本体デザインは、縦横のベゼル幅が均等になり、インカメラの位置は横向きにした際に上になる位置に変更。これにより、タブレットをスマートディスプレイのように使えるShowモードでビデオ通話などをする際、自然な位置でカメラが利用できます。本体の厚さは9.8mmから9.2mmと6mm薄くなり、重量は504gから465gと、39g軽量化しています。
本体カラーはブラック、オリーブ、デニムの3色をラインアップします。
スペックアップモデルのFire HD 10 Plusは、4GBのRAMを搭載。Fire HD 10シリーズで初めてワイヤレス充電に対応します。本体カラーは専用色のスレート。価格は32GBモデルが1万8980円(税込)、64GBが2万2980円(税込)。
Anker製で別売りのワイヤレス充電スタンドに設置すると、本体は自動でShowモードに。充電しながらスマートディスプレイのように利用することができます。ワイヤレス充電スタンドの価格は5980円(税込み)。Fire HD 10 Plus本体とのセットは、32GBモデルが2万2980円(税込)、64GBモデルが2万6980円(税込)。
Fire HD 10とFire HD 10 Plusの共通アクセサリーとして、Fireシリーズで初となるキーボード付きカバーを発売します。Bluetoothで接続し、マグネットで固定するため簡単に着脱できます。500mAhのバッテリーを内蔵し、タブレットから電源供給しなくても約400時間の継続動作が可能。
Fire HD 10、Fire HD 10 Plusのいずれも2画面表示に対応。「Facebook Messenger」や「Prime Video」など2画面対応の2つアプリを同時に表示可能になり、映画を観ながらSNSをチェックしたり、「Zoom」でビデオ通話しながらメモを取るなどの作業が実現し、キーボードと組み合わせてより生産性の高い作業が可能になります。
キーボード付きカバー単体は5980円(税込)で販売。本体とキーボード付きカバー、さらに「Office」「Outlook」「OneNote」などが利用できる「Microsoft 365 Personal 1年版」をバンドルした「エッセンシャルセット」を販売します。Fire HD 10のエッセンシャルセットは32GBモデルが2万4980円(税込)、64GBモデルが2万8980円(税込)。Fire HD 10 Plusのエッセンシャルセットは32GBモデルが2万7980円(税込)、64GBモデルが3万1980円(税込)。Fire HD 10 Plusのエッセンシャルセットにワイヤレス充電スタンドをセットにした製品は3万1980円(税込)から。
Fire HD 10、Fire HD 10 Plus共通のデザインカバーは、オリーブ、ラベンダー、デニム、チャコールブラックの4色をラインアップして各4780円(税込)。
Fire HD 10 キッズモデルは、数千点の子供向けコンテンツが楽しめる月額サービス「Amazon Kids+」の1年間使い放題、落としたり濡れたりして壊れても無料で交換対応する2年間の限定保証が付属。ハンドルにもなるスタンド付きカバーはスカイブルー、ラベンダー、アクアマリンの3色をラインアップします。ストレージは32GBモデルのみで、価格は1万9980円(税込)。Fire HD 10、Fire HD 10 Plusに共通で使える単体のキッズカバーは3980円(税込)で販売します。
Amazonでは5月26日から出荷開始を予定。5月下旬からはエディオン、ケーズデンキ、コジマ、上新電機、ソフマップ、ビックカメラ、ヤマダ電機でも順次発売を予定しています。