女芸人にとって、令和は生きづらい時代か、それとも歓迎すべき時代か。10日放送の『アメトーーク!』(テレビ朝日系)に出演したガンバレルーヤよしこが、「最近、ブスとかデブとか“容姿イジリ”がダメみたいな流れになっている」と述べつつ、「私たちとか本当に“顔”一本でここまでやってきた。 だから、それがなくなると私たちどうやって笑い取ったら……」と訴えた。彼女はまた、多部未華子や小雪のマネをしていても、「(“どこがやねん”などツッコミを)言ってもらわないと、やっぱりウケない」と嘆いていた。
さらに、ぼる塾のあんりも、「今ってなんかもう、“逆に可愛い”と言われてしまう」と困惑。さらに「今、自虐もダメなんですよ。だから今“ブス”という返しよりも“可愛い”と言われた時の返しを考えなくちゃいけない時代になった」と語った。
また田辺さんは、「ブス」と言われた時の返しとして「はい出たー! 好きな子いじめるタイプー!」という言葉を考えているが、近ごろは「あまり使う機会がなくなってきた」という。あんりは「あまりひどい事言われてないのに、これを言うのでウケない」とぼやいた。雨上がり決死隊・蛍原徹は「なんか難しいね」、陣内智則も「それは本当、大問題じゃない?」と同情していた。
社会的な「見た目イジリ」の敬遠の広がりが、そこで戦い、また収入を得ている女芸人を脅かし、追い詰めつつある。一方、相変わらずフットボールアワー岩尾望はハゲで笑いを取っている。ハゲネタがNGになったらトレンディエンジェルは活躍できなかったどころか、『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)も優勝できなかっただろう。NON STYLE井上裕介は相変わらずブサイク芸人で悲鳴をあげられている。男芸人のブサイク・ハゲはよくて、女芸人のデブやブサイクはNGというのはそれこそ男女差別ではないだろうか。
(執筆者: genkanaketara)
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