異世界転生モノの小説やマンガ、アニメでは自分や相手のステータスが見れる描写がありますが、現実でもあれば便利なのに、と感じているのは筆者だけでしょうか?
ニコニコ静画やpixivなどに『負けヒロインの逆襲』『心が読める2人』を公開しているナラボンさん(@naradesukedo)が、マンガ『異世界行ってもらったスキルがステータス画面オープンするだけだった男』をTwitterで発表。この設定について、さまざまな反応が寄せられていました。
異世界行ってもらったスキルがステータス画面オープンするだけだった男 pic.twitter.com/5tQDSCAmkQ
—ナラボン (@naradesukedo) August 31, 2020
トラックに轢かれ、「あなたは死んでかわいそうだから生き返らせてあげる。ただし異世界で。で今ならもれなくスキルがもらえるのよ」と女神さまに言われたのですが、その与えられたスキルはステータス画面をオープンスキル。主人公は「んなもん異世界じゃ標準装備じゃないのかよォォ!」と憤ります。
「くそっ…こんなクソザコスキルじゃ無双からの…成り上がって女にモテモテハーレムコンポ決めれねーし…」と願望ダダ漏れで項垂れ、「詰んだーーーッ!!俺の異世界生活詰んだーーーッ!!」と泣きますが、2週間後には……。
鎧にマント、剣士スタイルになった主人公に、山賊と思しき3人組が身ぐるみを剥がそうと襲ってきますが、「クク…バカが…闘う相手を間違えたな…」と余裕の態度!
山賊たちの顔の前にステータス画面を呼び出し前を見えなくした主人公。「スキルレベル2で相手のも開ける。顔の前に出現させたが俺が解除する迄消えない」といいます。「そしてスキルレベルが3になると色が変えられる…つまり点滅させられるんだよ」と言い、「この技を俺は…電光石火(ピカピカ)と呼んでる」といって山賊たちに見舞い、目を閉じた隙に……。
「戦闘中に目を瞑ってたら…斬られるよなァ!!」と刀を一閃! こうして3人を倒しますが、「ま、待ってくれ」と声をかけられ、「オレたちが悪かった…。だからステータス画面(?)を消していってくれぇ…」と懇願され、「野盗は辞めて真っ当に生きろ」と条件を出して了承させます。「ステータス画面オープン、無双!!」と思う主人公ですが、卑怯なので女にはモテなかったそうです。
ナラボンさんによると、「異世界モノのアニメ結構観ていて、よくステータス画面オープンするなあって思っていて、アレ自体で何か出来ないかな~と考えて描きました」というこのマンガ。「これは国家が欲しがるレベルのスキルなのでは?」「文官向きなのになぜ剣士に?」といった反応から「戦闘補助が上手くなっていきそう」といった声まで、さまざまな考察が寄せられていたことに対しては、「一発ネタのつもりで描いたんですが、いろいろ反応頂いて、続きモノでいけるも……という気もしてきたんですが、気のせいかもしれないです」とコメントしてくれました。
最初はショボいスキルに絶望していたのに、なんだかんだ逞しく生きていきそうな主人公。どんなスキルでも使いようだというのは、現代社会に生きる我々にとっても学ぶことがありそうな、なさそうな……。なお、ナラボンさんの『心が読める2人』はAmazon kindleストアで無料となっています。
※画像はTwitterより
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