わずか数か月でわたしたちの暮らしをガラリと変えた新型コロナウイルス。今回の感染拡大は、耳が聞こえない、または聞こえにくい、ろう者・難聴者にも大きな影響が出ています。
そんな中、Twitterユーザーのねこ(耳をお空に置いてきた)(@catfoodmami)さんが立ち上げたサイトが注目を集めていたのでご紹介します。
ろう難聴者がコロナに関する相談をしたくても都道府県や自治体毎に連絡先も連絡方法もバラバラ。情報を得ることすら困難です。そこで有志を募りコロナ相談連絡先を集めたページを作成しました。今後も様々な情報を掲載予定。一番は【私たちの存在を忘れないで】です。https://t.co/vJbBxqfExDpic.twitter.com/T14Bh7R8CA—ねこ(耳をお空に置いてきた) (@catfoodmami) May 17, 2020
https://twitter.com/catfoodmami/status/1261911018587873280
現在、新型コロナウイルスに関する相談窓口は全国各地に設置されていますが、その連絡先や連絡方法は、各都道府県や自治体ごとによりそれぞれ異なります。
地域によっては電話の相談窓口しかなかったり、「厚労省のサイトを見てください」「ろうあ連盟のサイトを見てください」と対応されたりすることから、ろう者・難聴者たちが正確な情報を収集をするのは極めて困難な状況なのだとか。
こういった状況と、「聞こえない&聞こえにくい方々の存在を忘れないでほしい」という思いから、ねこさんはろう者・難聴者のためのコロナに関する相談先サイトを作成しました。
・【メール&FAX連絡先】新型コロナに感染したかも?と思ったら
https://inforhohdeaf.web.fc2.com/covid-19/index.html[リンク]
サイトには各地域別にFAX、メールなどの相談先が一覧にまとめられているほか、相談用のテンプレートも配布されています。
さらに今後は、連絡方法のまとめ(Net119、救急アプリ、電話リレーサービスなど)や、テレビ局などへ会見時の字幕や手話通訳設置要望の方法など、新型コロナウイルスに限らずさまざまな情報の追加も予定しているとのことです。
このサイトをきっかけに、「電話番号だけでなくメールアドレスやFAX番号も明記することがが当たり前になるように一人一人が意識してもらえると嬉しい」と語るねこさん。今後のアップデートなどについては、ねこさんのTwitterやサイトなどからチェックしてみてください。
※記事化協力:ねこ(耳をお空に置いてきた)(@catfoodmami)さん
https://twitter.com/catfoodmami
(執筆者: しゃむ)
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