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手の中でちんまりと座る柴犬。踊る毛並みも再現されてぬくもりまで感じられそうです。実はこれ、自然石に彩色を施した“ストーンアート”なのです。
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この子たちに命を吹き込んだのは、ストーンアーティストのAkie Nakataさん。
Akieさんの場合、見つけた石を削ったりする加工は一切しません。アクリルガッシュなどでその姿を彩っていきます。
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これらは4月8日の「#柴犬の日」に公開された柴犬たち。この子らだけでなく、さまざまな動物たちの姿をAkieさんは石の中から取り出しています。
石から生まれた
柴犬(っぽい子)たち#柴犬の日pic.twitter.com/TG3FJeaj4L—Akie Nakata (@akie2525) 2020年4月8日
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そんなAkieさんに、いくつか質問をしてみました。
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―ストーンアートを始めるきっかけは何だったのですか?
Akie: もともと絵を描くこと、自然石、生き物が好きでした。
河原を散歩していて、ウサギが落ちてる!としか思えない石に出会い、大事に持ち帰って彩色しました。
手のひらの上で、ずっと好きだったものがひとつになった気がしました。
その時の忘れられない嬉しさがきっかけになっていると思います。
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―「生き物を感じる石」に出会うために心掛けていることってありますか?
Akie: 河原を歩きながら、「この生き物を探そう」という意識を持たないようにしています。
視界いっぱいの石の中で、不意にたった一石が生き物として目に飛び込んでくる感動を大切にしています。
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そしてAkieさんは次のように結びました。
「こんな時だからこそ、アートをご覧くださった方に和んでいただければと思っていますので、ご紹介の機会をいただけたこと感謝しております」
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動物たちの姿は、見つけてもらうまでの間 あたかもその姿勢・まなざしでじっと待っていたかのよう。
石の中から命を引き出されたストーンアートは、私たち自身が気づかなかった視線をも呼び起こしてくれそうです。
※写真はAkie TanakaさんのTwitterより引用
Akie Nakata (Twitter ID:@akie2525)
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