教育用ロボットメーカーのSpheroは10月18日に事業戦略説明会を開催。ハードウェア製品のラインアップ拡充について説明しました。
スマートフォンやタブレットでプログラミングできる球形ロボット「Sphero 2.0」などで知られるSphero。ユーザーの年齢や習熟度に応じて、「DRAW」と呼ぶコースを描いて操作するプログラミング、ブロックベースの「BLOCK」プログラミング、JavaScriptで記述する「TEXT」プログラミングが同じプラットフォーム上で利用できるのが特徴です。教育用プログラムのコンテンツはユーザーコミュニティとの連携により拡充されているとのこと。
カラーセンサーを搭載したリングを装着して、色をサウンドに変える音楽トイのSpecdrums社、センサーを組み合わせて電子工作ができるSTEM玩具を開発するlittleBits社を買収。アートや音楽の領域を組み合わせた学習の提案や、今後発売を予定しているロボット製品とセンサーを組み合わせた教育プログラムの提供を検討しています。
これによりSpheroのハードウェア製品は、初心者向けのSpecdrums、Sphero mini、SPRK+、BOLT、11月に発売を予定しているRVRと、段階的に高度なプログラミングができるラインアップに。
RVRは、Kickstarterで100万ドルを集めた拡張性の高い4輪ロボットで、国内では11月に発売を予定しています。
Sphero製品の国内販売はSB C&Sが担当。大手家電量販店のSTEM売り場のプロデュース、Amazonなどオンラインショップでの露出強化といったコンシューマー市場へのアプローチに加えて、2020年のプログラミング教育必修化に向けて教育機関への導入サポート、ガイドブックやポータルサイトで日本語コンテンツの充実を図っています。
―― 会いたい人に会いに行こう、見たいものを見に行こう『ガジェット通信(GetNews)』