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「新鮮なお刺身から味わってほしい」大阪で話題の『サメを食べる会』 ポテンシャルあふれるサメ食の魅力



海水浴に来た人間を次々に襲う海の猛獣……


映画「ジョーズ」に代表される恐怖映画の影響で、すっかり恐怖でミステリアスなイメージが定着しているサメ


しかし、食の都とうたわれる大阪では今、そんなサメを逆に食べてしまおうという「鮫を食べる会」なるイベントが開催され話題になっている。


イベントを主催するのは声優の花井なおさん。



「Bugって花井」名義で深海鮫メガマウスの情報発信のためのアイドル活動もおこなっている筋金入りのサメ好きだ。


花井さんにイベント開催の経緯やサメ料理についてお話をうかがった。


花井なお (はない なお)



声優。「泰光のストレイン」、「ぷるるんっ!しずくちゃん」、「キモかわE!」など数々のアニメ、ゲーム等に出演。近年はナレーター、歌手、怪談師など多方面に活躍の幅を広げている。

別名にゲーム「Bugってハニー」をもじった「Bugって花井」(高橋名人公認)。


-:サメを食べるイベントを始めようと思ったきっかけを教えてください。


花井:去年5月に広島県三次市のフジタフーズさんでアオザメのユッケとお刺身を食べたのがきっかけでした。




味といい食感と言いこんなに美味しいものだったんだって感動して、これを大阪でも広めたいと思いました。


-:サメ肉と言うと独特の臭いがするイメージがあるのですが。


花井:古くなるとそうなのかもしれませんが、フジタフーズのある三次市周辺はサメ食が盛んな地域なんです。新鮮なサメが手に入るのでぜんぜん臭いがないんです。


-:やっぱり鮮度が大事なんですね!

大阪でそれを再現するのは大変じゃないんですか?


花井:そうなんです。本格的なサメ料理を作っていただけるお店のあてが無くて困っていたんですが、たまたま海遊館の方に紹介されてうろこ屋さんに行くと、オーナーさんとサメ料理で話が盛り上がって(笑)


それで去年夏に第1回を開催することができました。


-:反響はいかがでしたか?


花井:席数の都合で20人限定だったんですが、それをはるかに上回る方からお問い合わせがありました。


ただ、当日は台風の影響でサメの種類が満足にそろわなくて……本当はサメじゃない小判鮫やエイもメニューに入れての開催になってしまいましたが、それでも参加した方たちからはサメの本当の美味しさがわかったと喜んでもらえました。



-:花井さんオススメのサメ料理を教えてください。


花井:まずは新鮮なお刺身から体験してもらいたいですね。


サメの種類や部位によって、さっぱりした淡白なものから、トロとまではいかないけどこってりしたものまでいろんな味が楽しめるんです。

身の色もとても綺麗で食欲がわきますよ。


あと「もうかの星」と呼ばれるネズミザメの心臓も凄く美味しいです。生レバーみたいにして食べるんですが、動物の内臓にくらべて癖がないし歯ごたえもいいし、おススメです。




-:サメ肉ってすごいポテンシャルなんですね!


逆にハードコアな珍味的なものはないんでしょうか?


花井:あることはありますね……。


猫ザメのレバーは苦くて魚の臭みが強烈で……苦手な人が多いと思います。でも私みたいなサメ好きにはそれさえ愛おしいですけど(笑)。



-:今回のイベントではどんなメニューが出る予定ですか?


花井:当日の仕入れ状況によってかなり左右されてしまうのでお約束ができないのですが、前回のリベンジができるよう、より多くのサメを揃えたいですね。


あと、今回はお酒屋さんにアドバイスをもらって、サメ料理に合う地酒や地ビールを用意しています。サメ料理の楽しみ方をどんどん広げていきたいです。


-:イベントの今後の抱負を教えてください。


花井:サメの研究者をゲストに招いて講義してもらうとか、いろいろミックスしてサメ好きの方に喜んでもらえるようなイベントにしていきたいです。


これまでサメ食は広島県や栃木県の山間部や和歌山県などごく限られた地域でしか普及していなかった。それが大阪の街中で、しかも洗練された料理として味わえるというのは非常に貴重な機会だ。グルメ好きの方、サメ好きの方はこの機会にぜひ参加してみてはいかがだろうか。


2019年11月23日(土)

第2回 Bugって花井と【鮫を食べる会】


・会場:うろこ屋

大阪市中央区東心斎橋2-6-13 

日宝ナイトビル1F

http://u65yasan.blog.fc2.com/

・開始時間:18:30

・料金:鮫コース料理5000円(ドリンク別)

・席数:20人限定

・予約:06-4708-8258(うろこ屋)


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(執筆者: 中将タカノリ) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか


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