10月18日に生放送した「ミュージックステーション3時間SP」でCoccoが2年半ぶりの音楽番組出演を果たした。
Coccoは、2001年4月に「Mステ」出演を最後に一度休止し、2004年に歌手活動を再開するも、最近はまた1年半以上、音楽活動がストップしていたという。2002年に絵本作家としてデビューしているCoccoは、音楽活動をしていない間に新しい絵本を描いたり、2018年にはアパレルブランドを立ち上げるなど、音楽以外のジャンルに取り組んでいた。
そんなCoccoが3年ぶりにアルバム「スターシャンク」を10月2日に発売。番組では、そのきっかけとなった出来事を再現VTRで流した。
今年3月に所属レコード会社であるビクターエンタテインメントのオフィスで大量にカラーコピーする女性をCoccoの担当者が発見し、声をかけるとCocco本人で、新作絵本の見本を大量にコピーするためにビクターに忍び込んでいた、と紹介された。
Coccoの担当者は「本当に突然のことで、まさか会社にるとは思わなかったです」と当時を振り返りコメント。
そして1年ぶりに再会したCoccoは「絵本だけじゃなくて、実は曲も3曲できたの」と告げ、その理由を「曲が頭の中で鳴ったから」と答えたという。担当者によると、「曲を作ろうと思って作曲するタイプではなくて、自分の頭の中で曲が鳴り始める」とCoccoの制作パターンを語った。
その後10日間でさらに9曲がCoccoの頭の中で鳴り、半年後にはアルバムが完成。今回の「Mステ」で再始動後初のテレビ出演が実現した。
—Cocco (@CoccoOfficialT) October 18, 2019
番組MCのタモリが、絵本を描いているときに頭の中に曲が浮かんできたのか尋ねると、「絵本じゃなくても(曲が頭の中で鳴るのは)いつものことだから、そんなドラマチックなことじゃない」と笑顔をみせたCocco。
そして、新曲の「海辺に咲くばらのお話」と1997年のヒット曲「強く儚い者たち」を披露。Coccoおなじみの裸足の歌唱スタイルで、力強い歌声を響かせた。
Coccoは、3年ぶりのニューアルバムリリースに向け発表したコメントで、「結局、どうしたって止められない歌を またあなたに届けさせてほしい」と綴っている。
また、新作絵本『みなみのしまのはなのいろ』についてCoccoは、「周りが出産ラッシュで、同級生もみんな赤ちゃんを授かったんだけど高齢出産だからすごく心配で、みんな無事に産まれるようにと思って、“何色の花でもいいから無事に咲いて欲しい”というテーマで絵本を描いて。この夏全員、無事に子どもたちが外にリリースされたから、出産祝いに間に合ってよかった」と説明。
そして、タモリと以前話した“ハブクラゲ”も絵本に描かれていると紹介すると、タモリも「ハブクラゲ!話しした」と笑った。
―― やわらかニュースサイト 『ガジェット通信(GetNews)』