10月4日、ヴァイオリニストでタレントの高嶋ちさ子さんがTwitter上でダウン症の姉との間にいさかいがあったことを明かして議論を呼んでいる。
家に遊びに来た姉の行いにひどいものがあり、ダウン症かどうかに関わらず厳しく接するべきだと意を決した高嶋さん。姉を家からたたき出してドアの鍵を閉めたところ、姉は他人に助けを求めようとしてか泣き出してしまったという。
ツイートは「本当にダウン症って難しい。美談とか絶対ないから。」という言葉で締めくくられている。
https://twitter.com/chisako824/status/1180006533691654144
姉が家に遊びに来たけど、あまりにも行いが酷いの、でダウン症だろうがなんだろうが厳しくしなきゃと思い家から叩き出しドアの鍵を閉めたら、ドアの向こう側でさめざめと泣きやがった。頭脳戦にもつれ込む模様。しかし、本当にダウン症って難しい。美談とか絶対ないから。—高嶋ちさ子official (@chisako824) October 4, 2019
「姉が家に遊びに来たけど、あまりにも行いが酷いの、でダウン症だろうがなんだろうが厳しくしなきゃと思い家から叩き出しドアの鍵を閉めたら、ドアの向こう側でさめざめと泣きやがった。頭脳戦にもつれ込む模様。しかし、本当にダウン症って難しい。美談とか絶対ないから。」
読んでいてドキッとしてしまう内容だが、実際に身近でダウン症の人と接することにはさまざまな難しさがつきまとうのだろう。高嶋さんのツイートに対し、ダウン症の身内を持つ人や障害者支援施設で働く人からは支持するコメントが数多く寄せられている。
「世間体を使い切る頭脳戦ですね。
(障がいがある家族に対して、あんなに厳しくしなくても、、)と周りが思ってしまう。しかし(家族だからこそなんです!)ていう高嶋さんの気持ちも世間にわかって欲しい。」「本当に良く分かります
娘も知的障がい者です。毎日同じ事の繰り返しで何度注意しても直らずきつく叱れば逆ギレ、扉やリモコンなど壊された事も
つい手が出てしまい後から虐待で通報されないかビクビク
凄く外面が良く事業所の人に話しても絶対に信じて貰えなくて
でも普段は笑顔の可愛い子です」「家族に知的障害をもつ人は共感できる。差別だとか虐めてるとかいうのは本当に障害者のことを理解できていない人。ちさ子さん…めちゃくちゃ気持ちわかります。(妹が自閉症です)」
「障害者支援施設で働いていますが、本当に難しいと思います、、!明るくて気持ちを察してくださる等々素敵なところが沢山ある方達が多く、尊敬もしますが、、美談はないと思います!美談語る方が差別ですよね。親族関係では尚更かと思いますが、障害とか関係なく姉妹で本気の喧嘩はかっこいいです」
一部で「障害者に対して適切ではない」と高嶋さんを批判する声もあったが、高嶋さんと姉は普段は仲良く交流しているようで、高嶋さんのSNS上にも一緒に写った写真が頻繁にあがっている。子ども時代からいじめにあう姉をかばい、仕返しし続けたことが現在の高嶋さんのキャラクターを形成したともいう。こういう問題は身内でないとわからない部分があることも確かだ。
※画像はTwitter(@chisako824)から引用しました
(執筆者: 中将タカノリ)
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