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リアルな緊張感に心が震える!舞台「この音とまれ!」は意味のある生演奏で物語が繋がる[動画レポ]



TVアニメ第2期の放送も控える、「ジャンプスクエア」(集英社)で連載中の和楽器「箏(こと)」に取り組む高校生たちの青春を描く人気漫画を原作とした舞台「この音とまれ!」が8月17日に開幕。その様子を動画を交えてレポートします。


※すべての画像・動画が表示されない場合はOtajoからご覧ください。

https://otajo.jp/80602


本作では、箏の初心者もいる箏曲部(そうきょくぶ)が、廃部を逃れるために全校生徒の前で合奏を披露するまでを描きます。


今回の舞台では、なんと箏曲部キャストが実際に舞台上で箏を生演奏! 原作と同じように箏にまったく触れたことがないキャストもいる中、今年2月から約半年におよぶ稽古期間を経て、クライマックスで原作で使用されている「龍星群」の合奏シーンに挑戦しています。




主人公の久遠愛(くどお ちか)を演じる財木琢磨さんは、「音に気持ちを乗せるというのが最初は本当にまったくわからなかったんですけど、芝居稽古をするようになってから、だんだん音に気持ちをのせていくという感覚がわかってきた気がして、それを本番で出せればいいなと思います」とコメント。



そして、箏の家元「鳳月会」の出身で、天才的な箏の奏者、鳳月さとわ(ほうづき さとわ)を演じる田中日奈子さんは、稽古では「毎回毎回血豆の潰し方を模索しながら弾いていました」と明かしました。



劇中では、指で弦を弾くソロの部分の音が上手く出ない、と悩む愛に、2年生で箏曲部部長の倉田武蔵(くらた たけぞう)が、何度も弾いているうちに指の皮が固くなって良い音が出るようになる、とアドバイスする場面が登場します。



武蔵を演じる古田一紀さんも稽古で血豆ができ、「弾いているうちに指が固くなっていずれいい音が出せるんだよ、というセリフがあるんです。それをすごく実感をもって言えるようになったので、血豆が出来てよかったなと思いました」と語りました。







生演奏は大きな見せ場ですが、田中さんが「やっぱりその前の物語があっての生演奏、それがあっての緊張感、その後の物語、とすごく繋がっているところですので、物語の部分も見て、それから生演奏を見るとすごくグッとくるものがあると思う」と述べたように、登場人物のそれぞれの背景や想いが演奏に繋がっているところが、生演奏を意味のあるものにさせ、さらに引き立たせています。


そして、財木さんが「生演奏の前の緊張感もすごくリアルでお客様も生徒になった気持ちで見てリアルな緊張感を体感してほしいなと思っています」と語ったように、生演奏前の緊張感がとてもリアル!



手を温めたり、指先をほぐしたり、演奏前の準備を整える箏曲部キャストの様子が、みんなに認めてもらうため、全校生徒の前で初めて合奏を披露する劇中の箏曲部メンバーの緊張感ともリンクしている……!








脚本・演出を手掛けた伊勢直弘さんは、「本当にぶつかって、悩んで、いろいろ壁に当たってそれを乗り越えて成長していく姿は、ここにいる彼らそのもの。今日の時点ですごく成長してくれています。会場にお越しのみなさんが全校生徒集会に来た気分で見届けてやっていただければ、彼らの想いの詰まった音を会場で堪能していただけると思いますので、ぜひ彼らの生き様を聴きに来てください」とメッセージを送りました。



なお、財木さんと古田さんは、ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン以来の共演。テニミュでは、財木さんが手塚国光、古田さんが越前リョーマを演じるという、今回とは真逆の配役。その関係性もファンには注目ポイント。



冒頭の武蔵と愛がぶつかり合うシーンは、生で人が演じるからこその熱量が伝わってきたり、物語を減るにつれて、変わってくる関係性も面白い見どころとなっています。



初日公演の前に行われたメディア向けのゲネプロでは、「みなさん写真とか撮らないといけないと思うんですけど、せっかく観にいらしたので楽しんでください(笑)」と古田さんらしいコメントも発せられました。


本編の様子を動画でチラ見せ!


※クライマックスの生演奏での合奏シーンも入っています。ネタバレを避けたい方は観劇後にご覧ください。




動画:キャストが箏(こと)で“龍星群”生演奏!舞台「この音とまれ!」ダイジェスト

https://youtu.be/YiRo0e8pkNc[YouTube]

※ガジェット通信とOtajoは姉妹サイトです。


舞台「この音とまれ!」は東京・全労済ホール/スペース・ゼロで8月25日まで上演後、9月に福岡、大阪で上演されます。当日券もあると思うので、ぜひ生の演奏と演技の熱を目の前で感じてください。


<STORY>

時瀬高校箏曲部(そうきょくぶ)ただ一人の部員、倉田武蔵(くらた たけぞう)。廃部寸前の部を守ろうと奔走する武蔵のもとに新入部員が現れる。

上級生にすら恐れられる不良少年だが仲間思いの優しさを持つ、久遠愛(くどお ちか)。

箏の家元『鳳月会』の出身で、天才的な箏の奏者、鳳月さとわ(ほうづき さとわ)。

とある理由から入部したいという 2 人に、さらに愛の中学時代からの仲間である、サネ、コータ、みっつを加え、箏曲部は新たに始動するのだが、教頭から箏曲部の存続を認めてもらえずにいた。

そこで、さとわは廃部を免れる条件として、半分以上素人である彼らが一ヶ月後にある全校集会で学生全員を納得させる演奏を披露することを提案する。

それぞれの思い、それぞれの事情を抱えながら、箏曲部存続の為に全員で立ち向かう。

響け—。

不器用で誤解されやすい彼らの、もう一つの言葉。


<日程/会場>

■東京公演(全労済ホール/スペース・ゼロ提携公演):2019年8月17日(土)~25日(日)/全労済ホール・スペース・ゼロ

■福岡公演:2019年9月7日(土)~8日(日)/ももちパレス

■大阪公演:2019年9月14日(土)~15日(日)/森ノ宮ピロティホール

<キャスト>

久遠愛役:財木琢磨 倉田武蔵役:古田一紀 鳳月さとわ役:田中日奈子

足立実康役:塩田康平 堺通孝役:小島ことり 水原光太役:上仁樹/高岡哲生役:小沼将太

加村穣(教頭)役:山﨑雅志 久遠源役:加藤靖久/仁科静音役:藤田弓子

アンサンブル:石井寛人 天久真介 長谷川将斗

<スタッフ>

原作:アミュー「この音とまれ!」(集英社『ジャンプSQ.』連載)

脚本・演出:伊勢直弘

主催:舞台「この音とまれ!」製作委員会


公式サイト:

http://officeendless.com/sp/konooto/[リンク]



(C)アミュー/集英社・舞台「この音とまれ!」製作委員会


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