ロンドンブーツ1号2号の田村淳さんが取締役会長を務める、キャラクターのマネジメント会社「株式会社がちキャラ」の記者会見が8月1日に行われ、相方の田村亮さんを含む一連の吉本興業の騒動についてコメントした。
今回の会見について、吉本興業からは特に発言の制限は受けていないと切り出し、記者からの一連の騒動への質問にも応えていく淳さん。
淳は契約書がないスタイルの方が合っている?
今回の株式会社がちきゃら設立について、「吉本を通しているのか?」の質問に「アンバサアダー的な会長という役職に就いて記者会見をすることについては、吉本興業を経由して、僕のことをこの場で使っていただいています。ただ、僕が株式会社がちキャラに出資をしていますので、そこの部分でいうと、株をきちんと自分が割合として持っている。でも経営権がない株なので、出資しているという状態です。会見などは吉本興業を通しています」と回答。
また、「サイドビジネスは吉本の許可がいるものなのか?」の質問には、「契約書がないですから、僕は勝手に動いて怒られたときにいろいろと話し合うというスタイルでずっとやってきている。今の所、それで吉本興業にNOと言われたことはないです。吉本興業って契約書がないんですけど、僕が今までこういうことがやりたい、と言ったことに対してNOと言う会社ではないので、もしかしたら、契約書のないスタイルの方が僕は自由に生きられるのか、きちんと契約書がある方が自由に生きられるのかは、今後、吉本さんとの話し合いで決めていきたいなと思っています」と回答した。
「1つだけ会社が変わってほしいところは、ファミリーとして扱ってほしい」
今回の騒動については、「事の発端としては、僕は相方の亮がウソをついたというところからスタートして、今回のような大問題になっているので、本来は会社にどうこう言う立場にないんですけど。でも、マイナスなニュースではあるけど、これを機に吉本興業が改めるところが出てきて、それを会社として改めて動いていくということには、僕は所属しているタレントなので一緒になって新しい吉本興業を作っていけたらいいなとは思っています」とコメント。
この発言に、「改めるべきポイントはどこだと思うか?」と問われると、淳さんは「いっぱいあるんですよ。それを言い出したら止まらなくなるんで」と言い切る。
しかし、「亮が今の状況になっていなかったら、僕はこういうメディアの前でぶちまけたいんですけど、やっぱり亮さんのことを考えると、僕はあまり発言しちゃいけないな、と思うのでブレーキを踏んじゃうんですよね……。でも、1つだけ会社が変わってほしいところは、本当にファミリーだと言うなら、ファミリーとして扱ってほしいと思いますね。僕はファミリーじゃなくていいと思っている派なんですよ。会社ってドライで契約書があって、そこの繋がりがあればいいと思っているんですけど、でも会社がファミリーを推すのであれば、ファミリーとして所属している6000人のタレントを見てほしいなとは思いますけどね」と、亮さんと岡本社長の会見でも出た“ファミリー”の言葉に少し納得がいっていない様子だった。
亮とは毎日電話「僕としては戻ってきてもらいたい」
また、亮さんとは例の会見後に話をしているのか尋ねられると、「めちゃめちゃ話してますよ。もう毎日話しているので。会えないので、電話で話しています」と明かした。
電話での亮さんの様子は、「感情の起伏が今すごく激しいんです。すごく落ち込んでいるときもあれば、無理して笑っているときもある」という。「とにかく話を聞いてあげようとは思って毎日電話している感じですかね。今ロンドンブーツがどうする、とか、亮の今後をどうするといった話よりは、普通に世の中で起きていることなどを話しています」と、今はなるべく世間話をしているようだ。
さらに、「亮さんは会見時に、吉本との契約解消を希望すると言っていたが、淳さんから見てその気持ちに変化はみられないのか?」といった質問に、「そうなんですよね。一度関係が崩れちゃっているので、今、吉本興業としても亮に交渉の場にもう1回ついてほしいと全力でアプローチをかけている最中だと思う。亮と吉本興業の関係なので、僕はまだそこにはノータッチです。吉本興業のアプローチに亮も応えていいものなのか、悩んでるんだと思うんですよね。でも、僕の個人的な意見としては、『交渉の場には行きなさい、そうじゃないと前に進まないから』と言っている。だけど、心の問題なのか何かわからないですけど、あいつの中でそこにまでまだいけない。そこは急かすようなことはしないで見守りたいなと思っています」と、亮さんの葛藤を伺わせた。
淳さんは、「僕としては戻ってきてもらいたい」と言い、「僕は吉本興業にやっぱり育ててもらったという想いがあるので、吉本興業にはいたいですけど、ただ、亮さんがどうなるかはわからないので、ロンドンブーツというものも守りたい、でも吉本興業にもいたい、と今僕の中でもすごく岐路に立たされているというか……」と、複雑な胸の内を吐露した。
会見で宮迫博之さんもしきりに吉本に感謝していると述べていたが、淳さんも「吉本興業じゃなかったら、僕は世の中には出てこれていないと思うので、そこは感謝しています」と語った。
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