ド派手とド迫力を追求し、カーアクションシリーズの最大ヒットを記録したアクション超大作『ワイルド・スピード SKY MISSION』を手掛け、今最もその最新作が期待されるジェームズ・ワン監督。彼の最新作となる『アクアマン』が2月8日(金)にいよいよ日本公開となります。
迫力の海底チェイス、ジェイソン・モモア演じるアクアマンの強いのに愛らしい魅力、などなど見所はたくさんあるのですが、アクアマンの宿敵でもあり、弟でもあるオーム (パトリック・ウィルソン)の存在も素晴らしすぎるのですッ!
オームは純粋な海底人で、海底帝国アトランティスの王位継承者。主役アクアマンとは兄弟の仲でありながら、兄のアクアマンを憎み、地上を征服しようと企んでいるのです。
この物語を魅力的にしているのは、このオームの存在が大きいと役を演じパトリック・ウィルソンや、監督を務めたジェームズ・ワンは語っています。パトリックは「脚本を一読して、まず気に入ったのは、“大いなる海”が牙をむいたらどうなるか?ということです。オームは原作ではスーパーヴィランとして描かれてきたから、単なる悪役にすることは簡単です。けれど、彼は時代と共に変化を遂げてきたんです。監督が問いたかったのは、オームの戦いの是非なんです。オームは劇中で『何世紀もの間、地上界は海を汚し、私たちの住む世界を破壊してきた』と主張しています。だから彼の考え方にも一理あるんだよ」と語り、オームがただの純粋な悪ではないことを明かしています。
更に、兄・アクアマンとの王位継承の物語がより全体のストーリーに深みと 面白さを与えているとパトリックは続けます。「このアクアマンとオームの関係が面白いのは、オームはアクアマンが王の座を狙っているのではと思っているが、当のアクアマンはオームが心配するほど王位に興味がないという部分なんだ。だけどアクアマンの気がいつ変わるとも分からない。だからオームはどんな手を使ってでも、アーサーを蚊帳の外に置こうとするんだよ」
自分たちが生まれ、暮らし、一生を共にする“海”を汚す人類への宣戦布告、そしてそれを実行するための“王位”を守るため、 オームは命がけで戦っている。彼を長い時間をかけて追い詰めたのは人間たち。そしてそのことが、自身の兄さえも討たなければならないという深い業を彼に背負わせていたのです。このオームのストーリーが『アクアマン』のドラマに大きな深みを与えているのです。
そしてこの難しい役にパトリック・ウィルソンを充てたのは、ヒットメーカー、ジェームズ・ワン。ジェームズは「これまで色々な役者と組ませてもらいましたが、パトリックはそのなかでも最高の演技派なのです」とパトリックの演技力に太鼓判。 更に「僕から見たパトリックは主演スターのルックスをもつ、渋い名脇役という印象。彼は役に埋没できるところが素晴らしいんです。今回の脚本も“パトリックならオーム役にぴったりだ!”と思いながら書いていました。実は途中でオームの出番を増 やしさえしたんですよ!」と語り、脚本を書き換えてまでオームの登場シーンを増やしたことを告白。「オーム」の絶対的な魅力にぜひご注目を。
『アクアマン』
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