焼きそばは日本の家庭で定番の麺料理のひとつ。しかしラーメン屋、うどん屋、蕎麦屋は日本全国どこにでもあるのに対して、焼きそばの専門店ってなかなかありませんよね。東京都内では近年少しずつ増えてきているような感じはありますが、それでも他の麺料理専門店と比べたら圧倒的に少ないのは明らかです。
そんな数少ない焼きそばの専門店の中でも、『両面焼きそば専門店』というコンセプトで店舗を展開している『あぺたいと』は是非チェックしておくべき。先日初めて足を運ぶことができたのですが、なかなか感動の味わいだったのでレポートさせていただきます。
両面焼きそば専門店『あぺたいと』
今回訪問した『あぺたいと』は上北沢店。11月下旬にオープンしたばかりのタイミングで伺いました。『あぺたいと』は他にも高島平、板橋、戸田、馬喰町、練馬、月島、横浜戸塚に店舗があるようです。
店内に入りメニューをチェックしてみると、メインメニューは『両面焼きそば』のみ。裏面にサイドメニューこそいろいろありますが、「とりあえず両面焼きそばを食え!」という強い意向が感じられます。絶対の自信作といったところなのでしょう。というわけで今回は『両面焼きそば』の中盛りに生卵をトッピングして注文しました。
名物ドリンクメニュー『紅しょうがサワー』も注文!
さらにドリンクメニューをチェックして、とりあえずビールでも……なんて思っていたら、実に興味深いメニューを発見。
べ、紅しょうがサワーだと……?
確かに焼きそばといえば紅しょうがではありますが、サワーの中に紅しょうがを入れてしまって大丈夫なのでしょうか……? まったく味の想像がつきませんが、やはり注文しないわけにはいきません。いったいどんな見た目になっているのかと思ったら……
うわあああああっ……! 想像以上に紅しょうが!!
味はともかくとして、氷の上もたっぷり入っているので上手に飲めそうな気がしません。どうしてサワーに紅しょうがを入れようと考えてしまったのでしょうか……。
ところが飲んでみると味は非常にサッパリしていて美味しい! プレーン系の甘口なサワーに紅しょうがの酸味が染み出て、梅系のサワーのような味にまとまっています。
紅しょうがのピリッとした辛味は飲んでいる間はほとんどなく、口の中に入った紅しょうがを噛んだときにしっかり堪能できるので、またそれがいい感じのアクセントに。これはアリですね! びっくりしました。やっぱり紅しょうがが多すぎて飲みにくい感じはありますけど。
『両面焼きそば』は食感が最高! 家で真似したくなる味
紅しょうがサワーを堪能していると、ついにメインディッシュである『両面焼きそば』も提供されてきました。
うおおおおっ、これはウマそう……!! 写真ではなかなか伝わりにくいかもしれませんが、ところどころがしっかり焦げてカリカリになっているのです。
さっそくいただいてみましたが、カリカリしている部分ともっちりしている部分のバランスがなんとも絶妙。食べていて楽しい食感です。これは美味しい!!
通常、焼きそばは蒸した麺を使用して作るもの。しかし『あぺたいと』では一度茹でた麺を使用し、お好み焼きのように両面をしっかり焼いてからほぐして使用しているそうで、もっちり部分とカリカリ部分のアクセントがくっきりと分かれるそう。これは家で真似してみたくなりますね!
『あぺたいと』の『両面焼きそば』はかなりボリュームもあるため、途中で味を変化させたりしながら食べるのがベストかと。トッピングの生卵を崩し、全体に絡めるとまろやかさがアップして絶品に。また、紅しょうがサワーから紅しょうがを取り出して添えるのもいい感じでした。もしや、これをするために紅しょうがが大量に入れられていたのでは……?
卓上には青のりや胡椒といった定番の調味料のほかに、豆板醤やカレーパウダー、ガーリックパウダーなども用意されていたので、変幻自在に自分好みの味へと変化させられるようになっていました。これなら何回通っても飽きませんし、料金もリーズナブル。こういうお店が職場の近くにあったら最高だろうなあ。
焼きそば好きな方はぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。店舗情報は『あぺたいと』のホームページをご確認ください。両面焼きそばを自宅で作れるセットの販売も行われてますよ。
『あぺたいと』ホームページ
http://www.apetaito.com/
―― 見たことのないものを見に行こう 『ガジェット通信』
(執筆者: ノジーマ) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか
―― 表現する人、つくる人応援メディア 『ガジェット通信(GetNews)』