ダイソンは5月28日、ヘアドライヤー『Dyson Supersonic ヘアードライヤー』(以下『Supersonic』)の新色『ブラック/ニッケル』を6月20日に、ヘアサロン向けのプロモデルを5月31日に発売することを発表。発表会では、改めて『Supersonic』の開発の背景とその機能が説明されました。
2016年に発売された『Supersonic』は、150℃以上の過度な熱ダメージから髪を守り、早く乾かすドライヤーとして開発。2017年には、日本人の髪に合わせた製品が発売されています。
従来のヘアドライヤーは、「髪を乾かすのに時間がかかる」「「熱で髪のダメージを受けやすい」「頭皮が乾きにくい」「重たくて使いにくい」といった問題がありました。
同社は、従来のドライヤー用モーターと比べて約1/3に軽量化した『ダイソンデジタルモーター V9』を開発。さらに、従来は毎分3万2000回転程度のモーターを、毎分11万回転に高速化しています。
これにより、モーターをハンドルに埋め込み、ヘッド後方からの空気とヘッド前方周辺の空気を引き込んで気流を3倍にする“Air Multiplierテクノロジー”が実現。高圧で高速の風を送風可能にしています。
モーターをハンドルに内蔵することでヘッドが軽くなり、バランスがよくなるという効果も。
熱については、本体に内蔵した温度センサーが毎秒20回、温度を計測。設定温度の45~100℃に保ち、過度に熱を与えないように自動で制御します。
新色のブラック/ニッケルは、マットな質感で、男性も手に取りやすいカラーリング。6月20日にダイソン直営店とオンラインストア、百貨店で発売します。価格はオープン。
『Dyson Supersonic ヘアードライヤー プロモデル』は、通常モデルの2倍の強さのマグネットでアタッチメントが装着可能。ブラシを使ったブローに向けた“プロフェッショナルコンセントレーター”と呼ばれるノズルが付属するほか、ヘアサロンでの動線に合わせてコードを長くするなどの改良を加えています。こちらはダイソン直営店と公式ウェブサイトからの問い合わせに合わせて5月31日に発売。価格はオープンです。
発表会では、ゲストとしてヘアメイクアーティストの朝日光輝氏が登壇。ストレートヘアをアタッチメントなしでブローする事例と、“ディフューザー”と呼ばれるアタッチメントで、パーマヘアをそのままの形状で乾かす事例を実演。例えば、プロが熱を加えすぎないようにドライヤーのヘッドを振るような操作は、『Supersonic』では自動で温度を保つため必要なく、「テクニックをテクノロジーでカバーできる」と『Supersonic』の特徴を表現していました。
ダイソンは、『Supersonic』の体験型店舗“ダイソンヘア”を百貨店に展開中。そごう横浜店ではプロのスタイリストが常駐し、『Supersonic』を使ったドライブローとスタイリングの施術サービスを体験できるほか、大丸札幌店では『Supersonic』を使ったヘアスタイリングのアドバイスを提供。6月1日には阪急梅田本店で、関西初の常設コーナーが設置されます。各店舗とも、最大3週間の製品貸出サービスを提供。自宅でじっくり試してから購入することができるそうです。
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