国産和牛の最高級とされるA5等級の霜降り肉。ひと噛みするだけで香りの良い脂と肉汁が溢れ出し、口の中でとろける風味と食感は感動すら覚えるほど。
ただ、この和牛の等級は日本食肉格付協会が定めたもので、あくまで日本の流通規格。アメリカには米国農務省が定めた牛肉の格付け制度があります。日本人の口に合うように改良された柔らかく脂肪の多い牛肉は、赤身肉のガッツリステーキを食べ慣れた国の人たちの口にも合うのでしょうか? マーブル模様が美しい霜降り肉についてあれこれ語っている人たちの意見を拾ってみました。
画像を見た人たちの反応・薄いベーコンかと思った
・A5肉は本当に美味しい。神戸和牛が必ずしも良いというわけじゃないけど、A5は最高。バターを食べてるみたいに超柔らかくて、塩コショウだけで信じられないほど美味い。生姜醤油のソースもあったけど、ほとんど塩コショウで頂いた。普段は早食いの俺が、ゆっくり味わって食べたのなんてあの時だけだ
・この前日本に旅行した時に食べてきたよ。最初のひと噛みふた噛みぐらいは普通の肉と変わらないんだけど、すぐに口の中で溶けだして、肉からブイヨンが弾けるように新鮮な牛肉の風味が広がる。全切れペロリさ。最高に幸せな食体験だった。もう無意識に比較してしまうから、そこらの店で買った肉を塩コショウだけで食べるなんて無理だね
・口当たりがいいんだよな。まさに筆舌に尽くしがたい。俺の隣に座ってた美味いものを食べ慣れてそうな日本人のおっさん2人も、食事中ずっと「うめぇ!」って言ってた
・俺的にはあまり好みではなかったなぁ。脂身が多すぎてもはやステーキじゃない感じ。柔らかいステーキは好きだけど、もっと噛んで味わいたいんだよ。A5肉は文字通り口の中で溶ける。味はもちろん素晴らしいけど、牛肉風味のバターを食べているようで歯ごたえがなさすぎる。もっと安い神戸牛のサーロインステーキも食べてみたんだけど、そっちの方が俺好みだった
・あえてA5和牛は過大評価だと言ってみる。期待しすぎてたせいもあるんだけど、脂身が多すぎて肉を食ってる気がしなかった。もっと肉の風味が欲しい。肉混じりの脂肪を食ってる感じなんだよな
・ニューヨークのモリモトで食べたやつ。軽く焼いただけなんだけど、これまでで最高のステーキだった。テキサスの人にとっては認め難いかも。肉自体が完成されすぎてるから調理は最低限でいいんだよね・食べるまでは疑ってたんだけど、実際今までに食べた中で最高の肉だった
・マジか。これを食べるために日本に行く価値があるな
・いくらするの?
・ちょうど昨晩ベガスのゴードン・ラムゼイステーキハウスで食べてきたけど、1オンス(約28g)あたり35ドルだった。ネットで調べてみたら11ポンド(約5g)のA5肉が1300ドルだった。高すぎだろ
・高級霜降り肉は神の食材。バターのようにとろける脂肪のある牛肉なんて他にはない。ベーコンとは違うのだよ、ベーコンとは!
ベーコンと比較してしまうのがアメリカ人らしい(笑)。あと、アメリカでは和牛=神戸ビーフのイメージが完全に定着してしまっているようです。松阪牛や米沢牛の名は1300以上付いたレスの中に1つも見られませんでした。
で、肝心のお味について。実際にA5和牛を食べたことがあるという人たちからの評価は非常に高く、「これまで食べた中で最高の牛肉」という声も多く聞かれました。一方で、日本でもこのところ評価が高まってきた熟成赤身肉の方が美味しいという人も。やはりガッツリ派には薄くて柔らかいステーキじゃ物足りない? ただ、「霜降り肉を食ったことのないやつが低評価している」と指摘する人のいるあたりから察するに、霜降り肉下げ・赤身肉上げは“すっぱい葡萄”なんじゃないかという気もしますが。
画像とソース引用:https://www.reddit.com/r/food/comments/78372h/misc_a5_wagyu_beef/[リンク]
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