西日本を襲った記録的な大雨。7月6日行われた気象庁の発表では、
・福岡県・大分県の大雨特別警報は14時10分に大雨警報や注意報に切り替えましたが、これらの地域はこれまでの大雨で地盤が緩んでおり、特に土砂災害警戒情報が発表されている地域では土砂災害への厳重な警戒を引き続き行ってください。
・7日夕方にかけても、九州北部地方では広い範囲で大気の状態が非常に不安定となり、断続的に非常に激しい雨が降る見込みで、6日18時から7日18時までに、多いところで200ミリの大雨となる見込みです。
と報じられ、引き続き警戒が必要な模様ですが「はて、ニュースで耳にする言葉『線状降水帯』。これっていったいなあに?」 みなさんはご存知でしょうか? ちょっと気になったので調べてみました。
『線状降水帯』ってなあに?
[引用]
・集中豪雨発生時によくみられる線状の降水域は,その見た目の特徴から,最近では“線状降水帯”と呼ばれている.
・事例によって多種多様であり,例外も数多く存在するが,(中略)線状降水帯を「大きさは,幅20~50km,長さ50~200kmであり,数時間ほぼ同じ場所にとどまるもの」としている.
・線状降水帯は,その名が示すとおり,複数の積乱雲が線状に並ぶ形態をしている.
Hiroshige TSUGUTI,気象研究所予報研究部.
(c)2016 日本気象学会
文献を調べてみると、どうやら「集中豪雨発生時によくみられる線状の降水域。大きさ・長さ・数時間同じ場所にとどまる」らしいです。フムフム~。筆者は、いざ大雨の時には、足元ばかりみてしまい雨雲の様子など気に留めておりませんでしたが、今回の北九州での豪雨も風や雲の影響から『線状降水帯』発生の要因となったようですね。北九州地方にお住まいの方は、現在でも地盤がゆるんで危険な地域もあるようですので、引き続きご注意ください。
※トップ画像は、気象庁公式ホームページより引用