『魔人ドラキュラ』(31)、『フランケンシュタイン』(31)など、その歴史のはじまりから今日まで人々を魅了し続けてきたユニバーサル・スタジオのモンスター映画を、次世代向けにリメイク・シリーズ化するプロジェクト「ダーク・ユニバース」。そのシリーズ第一弾にあたる『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』が7月28日(金)より公開となります。
ミイラというキャラクターの原型である作品『ミイラ再生』(32)を新しく生まれ変わらせた本作は、ハリウッドきっての大スターであるトム・クルーズを主演に迎え、中東の広大な砂漠から現在のロンドンに隠された地下迷宮を舞台に、古代エジプトの神話に封印された邪悪なる“王女”の復活の物語を描くアクション・アドベンチャー超大作です。
↑『ミイラ再生』DVD1,429円+税 発売・販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント
日本に先駆け6月9日より全米を含む63カ国/地域で公開を迎えた本作は、全世界で約1億7300万ドル(約191億円 ※6月11日時点のレート換算)を売り上げ、トム・クルーズ史上最高の全世界オープニング記録を樹立しています。
地下空洞に隠された巨大な棺を発見したことで、5000年封印されていた“王女アマネット”を蘇らせてしまったことから始まる本作。アマネットは、ファラオから裏切られ、復讐のために邪悪なモンスターと化し、人類を恐怖のどん底に突き落とす存在ですが、映像内でアレックス・カーツマン監督が「普通のホラー映画と違い、登場人物の感情を深く掘り下げた作品だ」と語るように、彼女の背景に封印された壮絶な過去とドラマが、そして視覚効果監修やヘアメイク、特殊メイクなどで表現される、蘇ってから徐々に肉体を取り戻していく過程は、観る者にとって、アマネットに対し恐怖を感じるのと同時に、愛情も抱いてしまうはず。
アマネットを演じるのは、『キングスマン』(14)で美しき義足の殺し屋ガゼルを、『スター・トレック:BEYOND』(16)では、白黒のルックスが印象的な異星人ジェイラを演じ、抜群のアクションも披露している今注目の次世代女優ソフィア・ブテラ。憎悪にまみれた女性ミイラを見事演じているソフィアについて、トム・クルーズは「ソフィアはハマり役だ」、アレックス監督も「魂が宿った強いまなざしを持ってる。カメラ越しに見つめられたら、この役は彼女以外に考えられないと思った」と大絶賛!
またカーツマン監督も太鼓判を押すように映像からはその身体能力の良さが確認できますが、ソフィア自身「自分の限界を広げられた」と語っていることからも、自身の納得のいく演技ができたのであろうことが窺えます。映像の最後に、トムは「女性のミイラなんてゾクゾクするよ。見逃せないね」とコメントを寄せています。
【動画】美しすぎる“ミイラ”にゾクゾク 『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』特別映像
https://www.youtube.com/watch?v=F-et-6xcLXM
ダーク・ユニバースの次回作には、『美女と野獣』の監督ビル・コンドンがメガホンをとる『フランケンシュタインの花嫁』(仮題)を予定している他、今後、透明人間をジョニー・デップが、フランケンシュタインの怪物をハビエル・バルデムが演じることが決定しているなど、今後も大きな盛り上がりをみせるダーク・ユニバース作品の記念すべき第一弾となる本作。アレックス監督は、このプロジェクトの中核を担っているからこそ作品への思い入れも強いようで、初の女性ミイラを誕生させた理由について「私たちがやろうとしたのは、ユニバーサルの古典ホラーに根づく質感とトーンを継承しつつ、現代的な要素も加えることだった。古典作品に敬意を表しつつ、グローバルな観客のためにモンスターを新しい時代によみがえらせたかった」とその熱い想いと情熱を明かしています。
映画『マミー/呪われた砂漠の王女』は7月28日より全国公開。
(C)Universal Pictures.