『映画 賭ケグルイ』大ヒット御礼舞台挨拶開催
『映画 賭ケグルイ』の大ヒットを記念した舞台挨拶が5月9日に都内の劇場で行われ、主演の浜辺美波や、女優の福原遥、伊藤万理華の3名が出席した。
福原遥・浜辺美波4年ぶりの共演を振り返る
現在公開中の同映画。周りからの反響を聞かれた浜辺は「友達が見に行ってくれていて、みんなの豹変ぶりが凄かったって言ってました。私の普段を知っててもあそこの顔怖かったってきました」と話し、福原は「『本当にみんな狂ってたね』って言われて、愛されている作品なんだなと思いました」と語った。
続けて、それぞれが演じる役柄で意識していることについて及んだ。同作の主人公・蛇喰夢子を演じる浜辺は「私にもどういう子なのか完全にわかってない。なのでこの学園に転校してきたとか何にも明かされていない。だから何をしでかすかわからない感じを大切にしたくて、そういうものをひた隠しにしてあえて何も考えないようにしてます」と明かした。
生徒会組織と対をなすシンジゲート『ヴィレッジ』のナンバー2の歩日樹絵里を演じる福原は「本当に正義感が強くて大人でかっこいい女性だと思うんですけど、樹絵里ちゃんの中に秘めた熱いものがあって、その熱意というかまっすぐぶつかっていく感じをどう表現すればいいかなと考えて、ちょっとした表情だったり、こういう気持ちを出していこうと考えつつ、声をちょっと低くしたり、姿勢をしっかりしてみたりしました」、謎の武装集団のメンバー、犬八十夢を演じる伊藤は「みんな計算高くて何かしら裏を持ってて、それを表に出さないようにしてたりしているんですけど、犬八は、唯一素直で嘘がつけないキャラクターなんです。純粋にみんなを守りたいだったり、倒したいっていう単純なキャラクター。それを意識してるとかはなくて、純粋に自分もやった感じですね」とそれぞれ説明した。
また、作中に出演する好きなキャラクターの話になると福原は「私は早乙女芽亜里さんです。憎めないというか、とょっと毒を吐く素直な女の子でかわいいなと思いました」と笑顔。劇場版での見どころを尋ねられると「アドリブだって言ってたんですけど、カメラ目線をするシーンがあるんですよ。本当にかわいくて、『あっこっち見た』って」と振り返った。
浜辺は「木渡が好きです。私がご一緒してないシーンを見た時に、本当にどうなってるんだと思いましたもん。全力で本気で真面目に遊んでらっしゃるので、素敵だなと思いました」と、俳優の矢本悠馬演じる木渡潤の名前を挙げた。
伊藤は「芽亜里ちゃんも木渡くんのコンビも好きなんですけど、迫力の面で言ったらエライザちゃんの会長凄いなと思いました。初日挨拶の時にみんないたんですけど、近寄れないぐらい。後の舞台挨拶で話しました」と思い起こした。
また、撮影中は食べ物に関する話題で盛り上がっていたようで浜辺は「撮影が大変なので、お昼ご飯の時間がいつ始まるのかというのと何なのかという情報交換が。『私今このシーン出てないから外出て何か偵察してくるね』とかそういう楽しみはありました」と回顧。伊藤が「温かいものが一番テンションが上がりました」と同調していた。
一方で福原は、浜辺と4年ぶりの共演だと話し「美波ちゃんと4年前ぐらいに共演させていただいて、お互い小さくてね。大きくなったねーみたいな」とエピソードを披露。浜辺が「私小学生で、(福原遥を指し)中学生」としみじみと話すと、再度福原は「雑誌とかでピースしてキャピキャピした写真を撮ってて、『懐かしいねー』とか『自炊してるのー』みたいな話はしますね」と口にした。
伊藤は「ムードメーカだったのは矢本くん(木渡)気遣って喋ってるとかじゃなくて、ただただ喋ってるんだよね。みんなに話をふったりして。鈴井君(高杉真宙)いじりが凄い多くて、屋本くんが特にいじるんです。私は途中から入ったんですけど、すごく入りやすい空気にしてもらったなと思います」と矢本のムードメーカーっぷりに言及していた。
同映画では、原作者の河本ほむら氏がシナリオ原案・監修として参加。英監督とタッグを組んだ完全オリジナルストーリーを実現した。桃喰綺羅莉率いる生徒会に挑む夢子たちに対し、“非ギャンブル、生徒会への不服従”を謳う反生徒会組織「ヴィレッジ」の存在が明らかになり、全校生徒を巻き込んだ三つ巴の戦いが繰り広げられる。
『映画 賭ケグルイ』
©2019 河本ほむら・向村透/SQUARE ENIX・「映画 賭ケグルイ」製作委員会
大ヒット公開中
発信地・日本
<文・デザート編集部>