3月23日放送の『プレバト!!』(MBS/TBS系)に俳優の梅沢富美男(72)が出演。番組で制作してきた句集がようやく完成したものの、完成した時点で発売日が告知され、ネット上で困惑の声を集めている。
番組内の俳句ランクでは“永世名人”となり「後世に残るような俳句を」と詠み続けてきた梅沢。詠まれた句は俳人の夏井いつき先生(65)が審査し、OKのものは掲載決定、NGのものは「なかったこと」として、その場で巨大シュレッダーにかけられるというシステムになっている。
この日のテーマは「レトルト」だったが、梅沢が詠んだのは「湯玉ふつふつ 春の厨の 砂時計」という俳句。実際に、このためにレトルト食品を買ってきて鍋で温めたときの実体験だといい、「湯玉がポコポコ出てくるんですよ、それがつい楽しくて、砂時計を忘れた」と話していた。
この時点で句集完成まで残り1句となっていたが、この句がOKだったため、ようやく完成する運びに。夏井先生からも「いい句でしたね」と言われ、言葉選びも、順番も絶賛されていた。
しかし、完成した次の瞬間にアシスタントの清水麻椰アナウンサー(27)が、4月7日に発売することを告知。「明日から予約ができます」と宣伝していた。
この、あまりの用意周到さにネット上からは、「出版はっや」「早くない?ヤラセかよ」「100ワニも真っ青」という困惑の声が集まっていた。
「『100ワニ』は、ツイッターで連載されていた漫画『「100日後に死ぬワニ』のこと。ネット上でブームになっていましたが、最終回を迎えたその瞬間に、映画化やグッズ販売、ポップストアが次々告知され、そのブームが広告代理店によって“作られた”ものだったと判明。映画は大ゴケし、書籍化の部数も伸びませんでした。今回は収録を前倒しし、夏井先生がOKを出した瞬間に残り1句を入稿して書籍を完成させたのかもしれませんが、完成したその瞬間に発売が発表されたことに一部からブーイングが集まってしまいました」(芸能ライター)
昨今、句集はあまり売れないもの。番組で完成した勢いのまま販売したかったのかもしれないが、一部の番組ファンにとっては逆効果となってしまったようだ。