1月31日放送の『マツコの知らない世界』(TBS系)で、タレントのマツコ・デラックス(50)の仕事に関する名言が飛び出し、ネット上で反響を集めている。
この日、番組では「焼き芋の世界」を放送。365日焼き芋を食べるという熱波師の天谷窓大さん(39)が、ホクホクの焼き芋を紹介。近年のねっとり系の焼き芋と比べ、割った感じも食感もホクホクとした焼き芋に、試食したマツコは「懐かしくて涙出てきそうになる」とまで言い放つなど、テンション上々だった。
一方、番組ではプレゼンターの天谷さんが慶応義塾大学を卒業後、IT企業に勤務したものの、多忙と人間関係で出社拒否となり、人生のどん底を味わったという話題に。その後、イベントで衝撃の焼き芋と出会い、現在はサウナの熱波師として働きながら焼き芋イベントを開催したりなどしているという。
最初のIT勤務時代について天谷さんは、「(心が)ボッキリいっちゃって」と告白。「人生どん底なんじゃないかって思う時期で」と言い、寝る暇もないほどの多忙さと人間関係でストレスを抱え、心がボロボロになってしまったとのこと。しかし、その後焼き芋に出会い、忘れていた「人生の幸せ」を思い出したという。
これを聞いたマツコは、「……なんか、辞めちゃっていいと思うんだよね。そういう思いしている人いっぱいいるじゃない、きっと」とコメント。また、「あとから考えればいいよ」と言い、20代の頃の天谷さんの写真と現在の天谷さんを比べ、「いま、お幸せなんだろうなというのが分かるから。よかったよ」と指摘した。
これを聞いた天谷さんは「ちょっと泣きそうに……」と目頭を押さえつつ、そのどん底の中に差した一筋の光が焼き芋だったことをあらためて明かしていた。
この発言にネット上からは、「私も泣きそうになった……」「ほんとね、固定概念ぶっ壊して、視野広げた方がよい」「一回やめてもいいんだよってマツコさんの言葉が優しい」という声が集まっていた。
「もともと、マツコは人に対してイジリはするものの、他人の人生の決断に対して否定的な発言をすることはありません。今回も天谷さんが仕事を辞めたことで、人生を懸けることのできる焼き芋に出会ったという経緯もあり、『辞めちゃっていい』『あとから考えればいい』と肯定的な言葉をかけていました。多くの人が仕事に悩んでいる現代社会なだけに、マツコの言葉はいろいろな人に染みわたったようです」(週刊誌記者)
またマツコの新たな格言が生まれたようだ。