4月5日の『マツコの知らない世界』（TBS系）は、3週間ぶりの放送となった。今年に入ってからは総集編と称した再放送も多く、番組の存続危機やMCのマツコ・デラックス（49）の体調不良説もささやかれていた同番組だが、この日は2時間にわたって新録と思われる「春のグルメスペシャル」を放送。番組ファンからは歓喜の声が上がっていた。
久しぶりの収録とあってか、マツコの毒舌も絶好調。前半の「冷凍食品の世界」では、年間200億円もの売上を誇る、味の素の「冷凍餃子」を絶賛し「（羽から出る水分で餃子に火を通す方法は）自分が味の素よりも先に考えていた。特許使用料をもらわなきゃ」とおどけた。また、後半の「ご当地からあげの世界」では、キャラクターが濃い、案内人で声優の有野いく（32）さんを「この（案内人が座る）席に座る人、やっぱり変な人ばかり」といじり、スタジオを盛り上げることも忘れなかった。
絶好調ならぬ絶口調のマツコを見た視聴者は「マツコ、今日キレキレだな」「やっぱり火曜日は『知らない世界』がないと」と、安心した様子。しかし、その一方で昨今話題になっているマツコのある発言を心配する人も少なかった。
「その発言というのは、先日、『しゃべくり007』（日本テレビ系）にゲスト出演したマツコが発した『生まれてから一度も幸せって思ったことがない』というものです。ツイッターではこの発言を取り上げたツイートに23万以上ものいいねがつくなど、大きな注目を集めていました」（芸能ライター）
この発言の影響はかなり大きかったようで、番組視聴者からは「マツコさん、こんなに楽しそうにしてても幸せじゃないんだな…」「年間数億円も稼いでいるのに幸せじゃないって、何のために働いてるのかな」「前マツコさん、『幸福感を感じない人は食に走る』って言ってたから、こんなにいっぱい食べるのかな」といった声が上がっていた。
「『私もマツコと一緒で幸せって感じたことない』『分かる、生まれてきてよかったとも思わない』など、マツコに共感を覚える人も少なくなかったようです。疫病に戦争、自然災害と世情が不安定な昨今、マツコに限らず幸せを感じられない人が増えているのかもしれませんね」（芸能ライター）
とはいえ「良い仕事をしたときには楽しいと感じている」とも口にしていたマツコ。その気持ちが、番組を盛り上げるモチベーションにつながっているのかもしれない。
大谷翔平・野球ニュース