3月23日放送の『バイキングMORE』(フジテレビ系)は、更年期障害について特集。MCの坂上忍(54)の持論に「モヤモヤする」との声があがっている。
この日の番組では、陸上女子マラソンでオリンピックメダリストである有森裕子(54)がVTR出演し、更年期障害に悩まされていることを告白。1日に数回の着替えが必要なほど汗が噴き出すホットフラッシュや落ち込み、イライラの症状があると明かした。
そのうえで、更年期の発症が閉経時期とかぶることから「生理がない」「子供が産めない」「女じゃない」といったことを「平気で言ったり考えたり、発想したり想像したりする、そういう勝手なバイアスがかかってしまっているっていうのは感じましたよね」と、ネガティブなイメージを持っている人が多いという問題点を指摘。
しかし、程度の差はあれど、ほとんどの女性に症状が出ることから「あなたがおかしいわけではない。体が人間として、人間だから起こっていることですよって、もう早くみんな知ってほしい」と訴えた。
また、スタジオでは男性の更年期障害にも言及。男性の更年期障害の主な症状について、疲労・集中力低下・記憶力障害・イライラがあると紹介されると、坂上は「この4つ、ほぼ入ってますよ」と告白。さらにおぎやはぎの矢作兼(50)と小木博明(50)も、症状に思い当たる節があると語った。
続けて、ストレスも大きく関係していると伝えられると坂上は「見た目で判断しちゃいけないけどさ。矢作くんなんて、なりそうにないって思っちゃう。なんとなく適当に仕事しちゃってる人は」と発言。矢作が「ストレスは抱えないようにしているほうだと思いますよ」と答えると、坂上は再び「適当に仕事やってればある程度(収入が)入ってくるスタンスだからさ」と偏見まじりのコメントをし、矢作は「その通りですよ」と上手くかわして笑いにしていた。
「VTR取材を受けた有森が、“更年期障害に対するネガティブな反応をなくしたい”、“誰にでも起こりうる症状だ”と訴えていたにも関わらず、番組MCである坂上が『見た目』で更年期障害をイジるような発言をしたことに視聴者は呆れていました。坂上には、有森がVTR取材を受けてくれた真意がまったく届いていなかったようですね」(芸能ライター)
視聴者からは「失礼すぎるんだよ、坂上は。結局更年期のことは全く理解してないでしょ」「坂上忍が矢作に適当に仕事してるから更年期障害にならなそうだねとか繊細な人がなりやすいってことですよね?とか言っててイラッとした」「更年期障害の症状はメンタルや性格に左右されると、どうしてもそのせいにしたがってるね。繊細だとかストレスだとか。」と、怒りの声が噴出していた。