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『マツコの知らない世界』神田沙也加さんを連想させる再放送に非難轟々


 1月11日に放送された『マツコの知らない世界』(TBS系)のテーマ選定に対して、視聴者から「配慮がなさすぎる」という声が相次ぐ事態となった。

 この日は「マツコの知らないディズニーソングの世界」として、TM NETWORKの元サポートメンバーで、音楽プロデューサーの浅倉大介(54)が案内人として登場。「美女と野獣」や「アラジン」「ファンタジア」など、有名なディズニー映画ソングを紹介する形式となっていた。

 しかし、実はこれは2021年1月3日に放送されたものであり、言ってみればこの日の放送は過去の放送をそのまま流しただけ。しかもTBSはそのことにはまったく触れず、まるで新録したものかのように放送。これを見た視聴者からは「マツコの知らない世界なんか見たことあるシーンが多かったけど再放送じゃない?めちゃくちゃデジャブやったんやけど」「マツコの知らない世界ってしれっと再放送するよね、あれいいの?せめて人気だった過去回ですって言えよ」など、戸惑いの声をあげていた。

 さらに視聴者を困惑させたのは、「アナと雪の女王」の映画が紹介されたくだり。周知の通り、この映画でエルサの妹・アナの日本語吹き替えは、2021年12月にこの世を去った神田沙也加さん(享年35)が担当していた。VTRに彼女が演じたアナが登場すると、視聴者からは「マツコの知らない世界でアナ雪みて号泣。もう、こんなにキレイな声が聴けないなんて。神田さん、可愛かったな」「浅倉さん目当てでマツコの知らない世界見てるけど、アナ雪の曲や動画が流れると神田沙也加さんが脳裏に浮かんでしんどいな…」「マツコの知らない世界で神田沙也加の歌声聞くとは。泣いてしまう」といった声が続出。さらに、「まだ四十九日も終わってないのに、こんなテーマ選ぶなよ。TBSマジで空気読めないよな」と、番組の体制を非難する声も少なくなかった。

「年始ということもあり、番組が再放送になってしまうのは仕方がないことかもしれません。しかし、TBS側も確かに一言ぐらい再放送であることには触れるべきだったかもしれませんね。また、再放送するにしても、まだまだ記憶に新しい神田さんの死を想起させるテーマを選ぶのは賢明ではなかった。TBSが迷走している証と言っても過言ではないでしょう。」(芸能ライター)

 2020年にこの世を去った三浦春馬さん(享年30)に対しては、パワハラ疑惑がささやかれていたTBS。当時はうわさを否定していたが、亡くなった方に対しての配慮が浅い点は否めないようだ。

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