火曜ドラマ『婚姻届に判を捺しただけですが』(TBS系)の第4話が11月9日に放送された。
第4話では、温泉旅館の招待券を貰った百瀬(坂口健太郎)が明葉(清野菜名)を日帰り温泉旅行に誘う。百瀬への不毛な恋に悩みながらも、“友達だから”と結局は一緒に行くことにした明葉。覚悟を決めた出発当日、そこには美晴(倉科カナ)と旭(前野朋哉)の姿もあり――といったストーリーだった。
しかし、その温泉旅館で、百瀬は美晴が「旭くんとなら完璧な家族が作れる。彼となら私が一番ほしい理想の家族を手に入れられる」という理由で旭と結婚したと知り、美晴に失望。そんな自身にも傷つくことに。旅館から帰ってきた百瀬のテンションが低いことを疑問に思った明葉は百瀬に酒を飲ませたりなどして絡みまくるも、百瀬にかわされてしまう始末。
しびれを切らした明葉は百瀬に「美晴さんのこと、中学から好きなんでしょ? ってことは、つき合ったりとかそういう経験とか……?」とデリカシーのない質問をぶつけると、百瀬は「そんなこと、恋愛感情がなくてもできますよ」と怒り。さらに明葉にぐっと身体を近づけ、「試しにそのうるさい口、黙らせてみましょうか?」と言葉をかけ、顔を近づけるという展開が描かれた。
キスは明葉が笑ってかわして未遂となったが、しかし、このシーンに視聴者からは、「全然キュンとしない、無理がある!」「なんだこの古臭いシーン」「90年代のトレンディドラマかよ」という声が集まっていた。
「実はこの直前、百瀬は『はじめて女友だちができた』と明葉に懐きまくり。子犬感が演出されていたことからも、急なキャラ変に視聴者が引いてしまったようです。片思い中のイケメンにぐっと距離を詰められるというシチュエーション自体は恋愛ドラマにあるある、女性視聴者から喜ばれるはずのシーンですが、『うるさい口をキスで塞ぐ』という発想も、何度もこすり倒された古臭いもので、失笑を買ってしまいました」(芸能ライター)
恋愛ドラマのヒット作を連発しているTBSの火曜10時ドラマ枠。『婚姻届に判を捺しただけですが』に限っては、「胸キュン」よりも、ツッコミの声の方が多く聞かれているようだ。