木曜劇場『推しの王子様』(フジテレビ系)の第9話が9月9日に放送された。今回は、航の不自然な昇格っぷりが視聴者の失笑を集めている。
第9話は、船越英一郎(61)演じる『ランタン・ホールディングス』社長の十蔵から呼び出された泉美(比嘉愛未・35)が、ランタンの傘下に入らないかと持ちかけられる。傘下に入れば新しいゲームの開発も可能になるものの、条件として『ラブ・マイ・ペガサス』のサービス終了を呈示される。迷う泉美だったが、社員たちの間では独自の企画会議が開かれるほど、新しい企画への意欲が盛り上がっており――というストーリーだった。
そもそも、企画会議の発端となったのは、第8話で渡邊圭祐(27)演じる航がこっそり書いていた企画書。この存在にほかの社員も触発され、各々企画書を書いていたようで、第9話になってほかの社員たちが航のところに集まり「率直に読んで感想欲しい」となぜか航に提出。瀬戸利樹(25)演じる有栖川が「みんなで話した方がいいアイデア出ると思うし、手が空いた人たちで、不定期で開催しよう」と言い、企画会議が行われることとなった。
さらに航は新ゲーム『恋する森の中へ』のプランナー兼デザイナーとしても忙しく働き、その合間に『ラブペガ』の「サービス改善策提案書」なるものを作成。泉美が十蔵の元を再び訪れると知った航が未完成ながら提出し「もともと『ラブペガ』の赤字何とかしようと思ってずっと作ってたんです」と、一丁前にプランナー視点から発言した。
しかし、この展開に視聴者からは、「急成長し過ぎて笑うしかない」「入って数ヶ月のやつに、こんなでかい顔されてほかの社員嫌にならないの?」「漢字すら読めなかったのに何様なんだ…」といった困惑が集まっている。
「そもそも、航は当初漢字も読めず敬語も使えないポンコツ。それが、第7話のラストで泉美に振られて奮闘した結果、たった8ヶ月で急成長したという設定になっています。しかし、最初のポンコツっぷりから8ヶ月で完璧になった様子は多くの視聴者を戸惑わせることに。社員の中でも特に泉美が航に目を掛けていたのは明らかなこともあり、ネットから『社長が手取り足取り教えた…って噂立ちそう』『自分がこの会社の社員だったらいろいろ引く』という声も集まっていました」(芸能ライター)
そもそも航は『ラブペガ』の担当ですらない状態。そんな航が改善案を出したことに対する違和感を指摘する声も寄せられていた。