6月21日放送の『バイキングMORE』(フジテレビ系)で、MCの坂上忍(53)が解説員でジャーナリストの中村竜太郎(57)に激怒する場面があった。
問題となっているのは、平井卓也デジタル改革相(63)の不適切問題を発端とする騒動を取り上げている際の一幕。『週刊文春』によると、平井氏は会議で「デジタル庁はNECには死んでも発注しない」と発言したほか、自身と近い関係にあるベンチャー企業を参加させるように求める発言をしていたとのこと。これに平井氏は反論し、「音源の中で誰も企業名を言っていない」と抗議している。
これに坂上は「僕も記事読んで音源も聞きましたけれども、そこまでの話か? って正直思いました」と報道が大袈裟すぎるとして首を傾げていた。この言葉に元『文春』記者の中村氏は触発されたようで、その後、「坂上さんの一方的な決めつけは勘弁してほしい」と苦笑いしながら反論。坂上はこれに「決めつけって何よ!? 笑い事じゃないよ!」と怒りをあらわにした。
坂上は「俺はあの記事を聞いて、音声データも聞いて意見を言ってるんだよ!?」「逆に決めつけって言ったら、この記事の方が決めつけっていう風になるんじゃないですか」とヒートアップ。中村氏が「いや、私は……」と話し出そうとするもまったく耳を貸さず、「表現の自由、報道の自由はあるけれども、それで僕だって相当迷惑して我慢してる部分はあるわけですよ」と芸能人の立場から物申した。
さらに坂上の勢いは止まらず、「これを平井さんが政治家だからって言って、なんでも『政治家が悪いんだ、悪いんだ』って言えないですよ」と持論を展開。中村氏が戸惑っていると、「自分の意見を言ってくれればいいんですよ!」と中村氏の立場をあらためて指摘していた。
しかし、この一連の発言に視聴者からは、「怖すぎ…」「怒声にびっくりしてチャンネル変えた」「これこそパワハラじゃん」という声が集まっていた。
「中村氏の冗談半分の言葉に坂上が予想外にヒートアップしたことで、スタジオも視聴者も困惑しきりでした。そもそもそれ以上の軽口を普段坂上は出演者の野々村真(56)にも繰り返しており、坂上の今回の反応は明らかに過剰。坂上の態度は議論するような口調でもなく、威圧的だと感じる人も少なくなかったようです」(芸能ライター)
突然激怒した坂上に多くの視聴者がうんざりしていた。