3月10日に放送された『あいつ今何してる?』(テレビ朝日系)に、お笑い第七世代のぺこぱが出演し、結成当時の苦悩や学生時代のエピソードを語る場面があった。
高校卒業後、「表舞台に立ちたい」という思いで上京した松陰寺太勇(37)はミュージシャンを目指すも、レベルの差を思い知って挫折。しかし、当時「ラーメン、つけ麺、僕イケメン」で大ブレイクした狩野英孝(39)をテレビで目にし、「これならオレでもいけるんじゃないかなと思った」と告白する。それから3年後、渋谷・道玄坂にある「手羽先唐揚専門店・鳥良」でバイトをしていた松陰寺は、現在の相方であるシュウペイ(33)の手羽先を運ぶ姿に興味を持ち、半年間かけて自分の相方にならないかと説得。「クラブで遊ぶために働いているような、当時雑誌でしか見ないようなギャル男だった」というシュウペイとのコンビ結成秘話を披露した。
しかし、コンビは結成できたものの、最初はまったく芽が出ず、ボーイズラブ漫才に走ったり、HIPHOP漫才にチャレンジしたり、迷走していた過去が明かされる。松陰寺が着物姿でローラースケートという謎の姿のナルシスト漫才のVTRが流れると「これは流さんでいい!」と大テレだった。
今回の企画では松陰寺が青春時代を過ごした母校を訪ね、当時組んでいたバンド・Mメガネの伝説の音源を同級生が公開。そのなかの一曲「がんばれ立方体~ああ無情な話~」が流れると松陰寺は懐かしそうに口ずさみ、きちんと覚えている様子を見せた。
最後は曲の感想を求められたシュウペイの「絶望的~」で締めくくられたが、「松陰寺さんぽさが中学生時代からある事が感動ですよね。曲のサブタイトルもいいですね〜全曲聴きたいです」「「頑張れ立方体」中学生であれ作るの凄くない?」「昔からセンスのクセが強い事が改めて分かって良かった。他のMメガネソングも気になっちゃうなw」など、ネット上ではなかなか好評。「Mメガネのネーミングセンスが中学生過ぎて大好き」と、微笑ましく感じたというファンも少なくなかった。
「ぺこぱの結成エピソードは、他の番組でもたびたび語られていますが、Mメガネのエピソードは珍しかったようで、ファンは歓喜していました」(芸能ライター)
大ブレイクしても、青春時代の思い出を大切にしている松陰寺。「優しいツッコミ」にはこういった松陰寺の性格が、生かされているのかもしれない。