自分らしい働き方を手に入れる方法は?
「仕事は辛くてつまらないもの」と考える方は未だに多くいると思いますが、そうしたマインドで人生の大半の時間を費やす仕事に向き合うことは非常にもったいないことだと思います。
「自分のやりたいことをして食べていきたい」「やりがいのある仕事がしたい」というのは決して理想論ではなく、現実的に実現可能なことです。
今、テクノロジーの進化によって人の仕事や働き方は大きく変わってきており、私たちの親の時代とは全く異なる、「自分らしい働き方」を実現しやすくなってきています。
端的に言えば、「辛くてつまらない仕事」はロボットが代わりにやってくれる未来がすぐそこまでやってきているのです。そうした未来に、「自分はどんな仕事をして世の中に価値を提供していきたいのか」、真剣に考えるべきでしょう。
「未来の働き方は自分次第で劇的に変えることができる」、あるいは「自分の理想とする働き方を手に入れることはできる」という現実を見つめ、今すぐに行動に移しましょう。
未だに「仕事はつまらないもの」という固定観念に囚われている方は、ぜひ本を読んで他者の思考をインプットすることで、今の仕事観を変えていくことをおすすめします。
ここではそのための指針となる6冊のビジネス書を紹介します。
目次
1. 未来の働き方を考えよう
人気ブロガーちきりんさんが「未来の働き方」について語った一冊です。
終身雇用の崩壊に加えて、年金受給開始年齢の延長、それに伴う定年の延長など、食べていくためにはほとんど死ぬまで働き続けなければならないこれからの世の中。
よい会社に入って、定年まで真面目に働き続けていれば安心という考えは、もはや妄想でしかなくっています。
であれば、老後のために「今」を我慢してやりたくない仕事に耐え、必死に節約して貯蓄を殖やすような働き方をするのではなく、自分のやりたいことを仕事にして、ワクワクしながら働ける方法を追求した方が、日々幸せを実感できるのではないでしょうか。
重要なのは「市場から稼ぐ力」です。なぜなら、あなた個人に市場から稼ぐ力がないと、結局は組織に守ってもらう以外の選択肢を選ぶことができないからです。
会社から仕事(お給料)をもらうのではなく、自ら市場が求めているものを提供して対価を受け取れる力を身につければ、今よりずっと自由で多彩な働き方ができるようになります。
ではどうやってその力を身につければよいのか。ぜひ本書から学んでみてください。
2. 未来に先回りする思考法
メタップス・CEOの佐藤陽航さんの著書。先行きが不透明な今だからこそ、5年後、10年後にはどんな仕事が重要性を増し、どんな仕事が消えていくのかといった未来予測への関心が高まります。
しかしそうした予測の99.9%は外れてしまうと言われています。なぜなら、多くの人は現在の景色という「点」だけを見て未来を予測しようとするからです。
そうではなく、過去の歴史や時代の流れを踏まえて、社会の変化を「線」として捉えることの重要性が本書『未来に先回りする思考法』では説かれています。
「未来の働き方」を考えるために、未来を予測するための思考法を学びましょう。
3. 「キャリア未来地図」の描き方
市場から稼ぐ力や、未来を予測する思考法を身につけたとしても、いざ今勤めている会社を辞めることになると、不安や抵抗がある人は多いと思います。
『「キャリア未来地図」の描き方』では、「好きなことを仕事にするには会社を辞めなければならない」、あるいは「会社を辞めるのは怖いから、好きなことを追求するのは諦めなければならない」といった、二者択一で未来のキャリアを決めることを否定します。
どちらか一つしか選択できない「OR」の発想だと、失敗した時のリスクも高く、なかなか一歩が踏み出せません。そのため、今の会社で働きながら自分のやりたいことも追求する「AND」の発想を持つことを薦めています。
「好きなことをやりたいけど、会社を辞める勇気がないから諦める」のように、キャリアを一本道でしか考えられずに悩んでいた方にとって、地に足をつけながら新しい働き方を追求できる一冊です。
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4. 好きなようにしてください
就活生は「大企業とベンチャーどちらに行くべきか」「給料とやりがいどちらを選ぶべきか」といった仕事選びに悩みを抱えているものです。
また会社員の人は、「今の会社で働き続けるべきか転職するべきか、はたまた独立・起業するべきか」のような悩みをもっている人も多いでしょう。
そうした個々の仕事の悩みに対して、一橋大学大学院教授で経営学者の楠木建さんが相談に乗り、回答したものをまとめているのが本書です。
すべての相談者に「好きなようにしてください」と返しながらも、若者が陥りがちな「勘違い」や「間違い」を的確に指摘し、物事の本質を見極めるための考え方について教えてくれます。
視野を大きく広げてくれ、かつ深みのある楠木さんの回答には共感することばかり。
恐らく、あなたが抱えている悩みとほぼ同じ悩みについても取り上げられているはずなので、ぜひ目次だけでもチェックしてみてください。
5. 5年後働く自分の姿が見えますか?
5年後を見据えて、本当の意味での安心・安定を得るためには今何をすべきなのかについて語られた一冊。
執筆陣は、岩瀬大輔、飯田泰之、古市憲寿、駒崎弘樹、経沢香保子、為末大、田端信太郎、加藤嘉一(敬称略)ら7名。メディアで目にすることの多い、各界で活躍されるトップランナー達です。
ざっくり言えば、ちきりんさんの『未来の働き方を考えよう』と同様、会社の看板に頼らずに、「個」の力で勝負できるよう、“余人をもって代え難い”価値(=市場から稼ぐ力)を身につけることの重要性を説いています。
各執筆者の具体的な職業や仕事内容をベースに「これから生き残るために必要な能力」が語られているので、より自分事として重ねやすく、サクサク読み進められるでしょう。
6. 本音で生きる
自分の中では「こういう生き方・働き方がしたい」という思いがあるのに、なかなか一歩を踏み出せない人は、他人の目が気になって本音で生きられていないからではないでしょうか。
「本音を隠さない人」の代名詞とも言える堀江貴文さんの『本音で生きる』には、ずばり他人の目を気にせずに生きるための考え方が詰まっています。
本書は「美女読書TV」での読み聞かせタイトルでもありますので、内容が気になる方はぜひアーカイブをご覧ください。