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【乗り遅れるな!】メタバースとは?意味と事例をわかりやすく解説|DAOとの関連性


DX(デジタルトランスフォーメーション/以下:DX)トレンドの中心になると予想されていた「メタバース」ですが、2023年は、ChatGPTに代表される生成AIにその座を譲った形となりました。それでも、引き続き注目すべき技術であることは間違いありません。

三菱総合研究所が2023年3月30日に発表した研究レポート「メタバースの認知・利用状況に関するアンケート結果」では、調査対象者1万人のうち83%もの人が「メタバース」という言葉を知っていると答えているように、メタバースは既に周知のテクノロジーと言ってよいでしょう。

しかし、実際には「メタバースとはなんですか?」という質問に、正確に答えられる人は少ないのではないでしょうか。

DXとは新しい情報技術を取り入れながら、企業価値を高めることであり、メタバースはまさにDXを具現化させる、大いなる可能性を秘めた「世界」です。活用方法によっては、新たなビジネスチャンスを生み出すことができます。

そこで今回は、メタバースの基礎的な内容と、実際に活用している企業の事例紹介と共に、ビジネスでメタバースを活用する場合に重要なDAOについても解説します。

メタバースがもたらす世界を理解して、新たな企業価値を高めるヒントにしてみてください。

メタバースとはどのような世界なのか

メタバースとはどのような世界なのか

メタバースとはインターネット上の3次元仮想空間です。

「超越した」「次元が高い」を意味するメタ(meta)と、「ユニバース(universe/宇宙)」を組み合わせた造語にです。

この章ではメタバースについての基礎や可能性について解説します。

メタバースが創り出す世界

メタバースではプラットフォーマーが提供する仮想空間の中で、自分の分身となるアバターを操り、不特定多数の人とコミュニーケーションをとることができます。

この説明だけを聞くと、以前から存在するオンラインゲームのようなイメージですが、メタバースはさらにソーシャルな世界を実現します。

経済産業省が2021年7月13日に取りまとめた報告書における、メタバースの定義は以下の通りです。

メタバースで可能になる世界
出典:KPMGコンサルティング株式会社/【報告書】令和2年度コンテンツ海外展開促進事業(仮想空間の今後の可能性と諸課題に関する調査分析事業)2021年3月26日より(「産業構造審議会 商務流通情報分科会 Connected Industriesにおける共通商取引ルール検討小委員会」の内容をもとにKPMGコンサルティングが作成)

メタバースは今までの仮想空間とは異なり、様々な領域のサービスやコンテンツがシームレスに繋がり、仮想空間で生活しているかのような錯覚と没入感を得られます。

今後さらに技術が発展していけば世界中の言語が瞬時に翻訳され、国・「人種」・年齢・性別などの区別がない、自由な世界を作ることが可能です。

メタバースにおけるビジネスの参入

メタバースは新たな産業を創出できる世界です。

一つの仮想空間の中で様々なコンテンツの提供が可能になれば、まったく新しいマーケットが登場し、ビジネスチャンスも広がります。仮想空間のなかには、コンテンツ、サービス、アプリケーション、インフラなど様々な企業が参入するチャンスがあるのです。

メタバースの構造は以下のような図で表されます。

メタバース内では、現実世界と同じような生活と経済活動を行うことが出来るため、様々なビジネスにおいて応用可能性があります。

例としては以下の通りです。

  • アバター向けデジタル資産の販売
  • コミュニティーによるブランド力の向上
  • リアル商品への付加価値

メタバースは単なる仮想空間ではなく現実世界との架け橋となり、業種や規模を選ばないBtoB(Business to Business:企業が企業を対象に行うビジネス)、またはBtoC(Business to Consumer:企業が一般消費者を対象に行うビジネス)の展開が可能です。

没入感を高めていくためには、VR(Virtual Reality:人工現実感)やAR(Augmented Reality:拡張現実)に必要な高度なデバイスの開発などの分野も活性化していくでしょう。また、通信のラグや安定的な稼働を可能にするためのインフラ整備も必要になるでしょう。

このようにメタバースには多くのビジネス参入の機会があり、全世界の様々な企業が多額の投資を行いこのチャンスを狙っています

メタバースとブロックチェーン

メタバースとブロックチェーン
メタバースの将来的なイメージ(日本政策投資銀行作成)
出典:株式会社日本政策投資銀行 産業調査部/DBJ Research「AR/VRを巡るプラットフォーム競争における日本企業の挑戦」より

全世界とシームレスに繋がっる仮想空間を実現するには、ブロックチェーンの技術が必須になります。

メタバースの世界には、様々なプラットフォームが存在しており、同一のアバターで仕事で使用するプラットフォームや、プライベートのプラットフォームを横断することになるでしょう。

プラットフォームを横断するには相互互換性が必要になりますが、どこかの組織や企業が中央集権的に世界中のに広がる仮想空間のデータを扱うのは現実的ではありません。

そのためにはブロックチェーンの技術を活かした、DAO(Decentralized Autonomous Organization:自立型分散組織)の存在が必要になるのです。

さらに相互互換性を高めるためには、国の法定通貨に依存せず、国の枠組みを超えてつ明ける仮想通貨も必要になります。

このようにこれからのメタバースとブロックチェーンの技術は、切り離して考えられない関係です。

メタバースの課題

経済産業省はメタバースにおけるビジネスを拡大させるための課題を、マクロな視点から以下の通り提示しています。

経済産業省「仮想空間の今後の可能性と諸課題に関する調査分析事業 報告書」より
出典:経済産業省「仮想空間の今後の可能性と諸課題に関する調査分析事業 報告書」より

メタバースはモノの見方や考え方を劇的に変化させる新しい産業であるため、政治・経済・社会・技術の面で対応すべき課題が山積みです。

課題を解決することにより、DXに対応した企業としての価値を高めるビジネスチャンスがあるのです。

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