陥りやすい間違い
脂性肌の方は吹き出物が出やすいので、洗顔料も化粧水も超さっぱりタイプ、保湿にオイルなんてとんでもない! という方が多いんですよね。
でもそれが大きな過ちなんです。
脂は多くても、水分が足りていない人はとても多く、皮脂で潤っているように見えるその下では皮膚が乾燥に悲鳴をあげているんです。
また私が陥ったもう1つ先の段階では、油を避けすぎて、水分どころか油分まで足りない乾燥肌になることも。
今、私は混合ではありますが、どちら寄りかと聞かれると乾燥肌になってしまいました。ですので濃厚な保湿が必須!
こうなるとかつての皮脂対策が未来になって、すべて裏目に出ているという悲しい現実。
脂性肌の皆さんに、注意点と知りうる限りのアドバイスをお伝えしますね!
①洗いすぎ
脂性肌だからといって、すごく洗浄力の強い洗顔料を使ったり、熱いお湯で流したりしていませんか? 脂を落としたい! と思っても、刺激しすぎるのは肌状態を悪化させるのでNG。
まずメイク落としにしても、朝の洗顔にしても、必ずぬるま湯か水にしてください。
ぬるま湯の場合、温度の目安は36℃前後。熱めのお湯の方が洗いあがりがさっぱりするので、ついやってしまいがちになりますが、熱いお湯は脂を取りすぎてしまうので、すすぎ→即、乾燥になってしまいます。
そしてシャワーを顔面に直接当てないでください。シャワーの水圧は肌には刺激が強いです(ゴージャスなお宅にあるレインシャワーくらいなら大丈夫です)。皮脂腺というのは、何かきっかけがあると暴れるので、刺激を与えないことが一番です。
皮脂の多いTゾーンは特に熱心に洗うと思いますが、力は入れずに優しく丁寧に洗いましょう。
そしてすすぎは「これでもか!」くらい、すすぎましょう。手でこすらずにパシャパシャとお湯をかけるようにするのがポイントです。
すすぎの最後の方では冷水にすると毛穴がしまって尚良しです。
②しっとり=ベタベタ!?
さて洗顔が終わりました。次はスキンケアですね。
化粧水や美容液などをつけるとき、脂性肌さんは、脂はもういらない! と言わんばかりに乳液やクリームを避けたりしていませんか。または、化粧水もしっとり系ではベタつくからと、さっぱり系ばかり選んでいませんか?
脂性肌だからといって油分を極端に避ける必要はありません。スキンケア用品は様々なタイプがありますので、上手に使い分けしましょう。
私のおすすめは、朝と夜で化粧品を変えること。何故なら、朝はそのあとメイクをして外に出ていくために、やはり皮脂を抑えるものがどうしても必要になってきます。
反面、夜は帰宅してメイクを落として、睡眠という自分を労る時間です。日中に皮脂を抑える方向でケアしているなら、夜は肌を解放してあげましょう。
メイク落としや洗顔のあとは、化粧水より先にお好みのものでいいので、オイルをブースターにしてから、化粧水→乳液or美容液→(できれば)クリームで与えた潤いに蓋をしましょう。脂性肌さんは「サラサラ」とか「さっぱり」という言葉に弱く、「しっとり」「もちもち」などは素通りしがちですが、ベタベタとしっとりは別物です!
寝る前のケアは翌朝の肌への仕込みなので、起きたときに既に皮脂が出ていても、水分と良質な油分をきちんと補給していれば、朝からあまりごしごし洗わないでも良くなりますよ。
脂性肌さんの 日中のテカリ対策
朝にさっぱりラインナップでケアして、皮脂崩れ防止下地を仕込んでファンデ・・・これも脂性肌さんあるあるでは?
せっかくメイクしたのに、早々と皮脂崩れしてしまうのは確かに空しいものですが、肌が疲れないように、たまには下地のあとはベビーパウダーをルースパウダーやファンデの代わりにするなどの工夫もおすすめですよ! 意外とベビーパウダーは顔に使っても白浮きしないので、1度やってみてください^^
またお休みの日でも、日焼け止めは塗ってほしいところですが、日中特にこれからの暑い季節は皮脂だけでなく汗もかくので、日焼け止めの上にベビーパウダーで、汗対策にもなります。お値段もプチプラですし、ドラッグストアでも、なんならスーパーの赤ちゃん用品売り場でも買えるのも嬉しいですよね。
動画のご紹介です
脂性肌しか試すの禁止!夏でも崩れにくいベースメイクのやり方【潜水法メイク】
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4分18秒の動画です。この方法、私は初めて知りました。顔を水から上げたとき、既にベースメイクが密着してるのがわかります!そしてあまりにも効果絶大なため、乾燥肌は厳禁のようですよ。自他共に認めるレベルの脂性肌さん、試してみては?
終わりに・・・
脂性肌さん向けの記事、いかがでしたか?私は脂性肌も脂性肌、脂で止まらず、思春期に顔がニキビだらけになった苦い経験から、皮脂をほとんど親の敵くらいに思っていました。
「ノンオイル」「さらさら」「皮脂吸着パウダー配合」などの謳い文句には、空腹の猛獣くらいの勢いで飛び付き、買っては失敗、試しては失敗の日々でした。
今は冒頭で述べたとおり、乾燥肌寄りの混合肌になりました。瑞々しい果物が時間を経て、水分が抜けるように・・・私も年齢を重ねて、今やあれほど憎んでいた脂を、オイルを複数所持して使い分けて補給するまでになりました。
女性のからだの柔らかな丸みは、皮下脂肪がもたらすものです。もちろんアスリートのようにキレキレの体もヘルシーで素敵ですが、女性らしさのもとでもある脂肪と、顔も体も仲良く付き合っていきませんか?
中性の絵画のような、ミロのビーナスのような、なんとも言えない柔らかさを、脂とほどよい距離で付き合ってGETしちゃいましょう^^