“サロン帰りのサラツヤ髪”のために何をする?
サロン帰りの髪って、サラサラ~、ツヤツヤ~で気持ちが明るくなりますよね。でも、自分でシャンプーするとガッカリな仕上がりになった経験はありませんか?
しかし!「美容師さんはプロだから、同じようには仕上がらないのかな」と諦めるのは早いですよ。
筆者が懇意にしている美容師さんに相談したところ、ほんのちょっとのコツをおさえればサロン帰りのサラツヤ髪は叶えられるとわかりました。
ポイントはトリートメントとヘアドライ。ぜひ、本記事でコツをチェックして、毎日サロン帰りのサラツヤ髪に整えましょう。
トリートメントのコツ
髪の毛は中心からメデュラ、コルテックス、キューティクルの3層構造です。
タンパク質、脂質、水分などで構成されていますが、紫外線や空気の乾燥、ドライヤーの熱、摩擦、静電気などによりダメージを受けます。すると、キューティクルが剥がれたり、内部の栄養が流れ出たりして、髪のパサつき・ツヤ低下などを引き起こします。
だからこそ、サラツヤ髪にはトリートメントが必要。毎日ダメージにさらされる髪に栄養を与え、補修してくれます。
ですが、ただ髪に塗って流すのでは、トリートメントの恩恵を十分に受けられません。サロン帰りのサラツヤ髪のためのコツをチェックしていきましょう。
水気はしっかり切る
ぐっしょり濡れた髪に直接塗るのはNGです。トリートメントが薄まって、髪に浸透する前に流れ落ちてしまいます。
トリートメントの効果が低下するので、必ず水気をしっかり切ってから髪につけましょう。
ただし、水気を切るのに夢中で、髪をグッと引っ張ったり、雑巾のように絞るのは間違いです。濡れた髪は普段以上にダメージを受けやすい状態。不要な力が加わると、髪が傷む原因になります。
トリートメントはどこにつける?
トリートメントは髪の中間から毛先にのみつけましょう。
トリートメントは油分がたっぷり&髪にとって良い栄養が豊富なので、頭皮につくと、頭皮環境を乱す原因になります。フケや痒み、抜け毛などを引き起こすので、トリートメントは髪の毛にだけつけてください。
揉み込む&ブラッシングする
トリートメントをつけてすぐに流すのも、つけて時間を置くだけというのもNGです。トリートメントは揉み込んで、しっかり髪に馴染ませるのがサラツヤ髪のカギ。
トリートメントをつけたら、手のひらで髪をやさしく揉み、トリートメントの浸透力を高めましょう。その後、髪が長い方や髪の量が多い方は、粗めのブラシでブラッシングを。トリートメントが満遍なく髪に行き渡りますよ。
乳化させる
トリートメントの乳化をご存知ですか?意外に知らない方も多いのではないでしょうか。お湯とトリートメントが混じり合う(乳化)と、トリートメントの成分の浸透が高まるのだそうです。
今回、話を伺った美容師さん曰く「乳化はマスト!サボらず、絶対やってほしい!やれば髪が変わります」とのことでした。実際、筆者も乳化をやるようになってから、トリートメントを流した後の髪に違いを感じましたよ。
【やり方】
- シャワーのお湯を少しだけ出す
- 髪についたトリートメントをそっと流し、そのお湯を洗面器で受ける
- 洗面器に入ったお湯を毛先につけて、揉み込むようにして髪に馴染ませる
- 乳化したら洗い流す(洗い流しすぎない)
ヘアドライのコツ
シャンプー後の濡れた髪はとてもデリケート。熱風を使うドライヤーは、多かれ少なかれ髪にダメージになります。間違ったヘアドライをすると、ダメージ毛まっしぐらです。
サラツヤ髪のためのコツをチェックしていきましょう。なお、ドライヤーの熱ダメージを避けるためにと、自然乾燥にするのはNG。濡れている間中、髪内部の栄養や水分が流れ出てしまい、髪のダメージを拡大させてしまいます。
しっかりタオルドライ
ドライヤーの熱ダメージから髪を守るためには、ドライヤーの時間を短縮する必要があります。そのためには、しっかりタオルドライしておくのが○。
タオルを上からかぶって、指の腹でやさしく揉むようにしながら頭皮と髪の根本の水分を拭き取ります。耳の後ろ、襟足も忘れずにタオルドライを。
毛先はタオルで挟み込んで、手のひらでパンパンと軽く叩いてタオルに水分を吸い取らせましょう。
アウトバストリートメントはマストアイテム
加齢に伴い、髪を作る毛母細胞が衰えます。すると、健康な髪が育たず、細くて切れやすい、乾燥でパサつきやすいなどのトラブルが…。つまり、年齢を重ねるごとにインバストリートメントだけではカバーしきれないのです。
30代以降の方は、サラツヤ髪のためにも、アウトバストリートメントを必ず使いましょう。アウトバストリートメントの役割は、髪への栄養補給、ダメージ補修のほか、ドライヤーの熱から髪を守るなどです。使うかどうかで、ヘアドライ後の仕上がりに差が出ますよ。
ドライヤーは下からあてない
ドライヤーの風を下から当てるのは、絶対に避けましょう。
髪の美しさを左右するキューティクルは、鱗状に髪の表面を覆っています。下から風を当てると、キューティクルがぶわっと広がってしまうので、パサついた仕上がりに…。
風が上から下に髪に当たるよう、手が疲れても、ドライヤーは頭より高い位置でキープしてくださいね。
ちょっとしたコツでサラツヤ髪になれる
髪のパサつきやうねり、ツヤの低下は、老けた印象を与えかねません。いつでもサロン帰りのようなサラツヤ髪になりたいなら、トリートメントやヘアドライに少しの工夫が必要です。
本記事を参考に、ぜひ今夜からサラツヤ髪に整えてくださいね。